DNA修復遺伝子gadd45の誘導物質の検索-新しい化学予防物質の検索法の確立に向けて-
Project/Area Number |
09877075
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Hygiene
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
酒井 敏行 京都府立医科大学, 医学部, 教授 (20186993)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤田 直子 京都府立医科大学, 医学部, 助手 (50275195)
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Project Period (FY) |
1997 – 1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1998: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | gadd45遺伝子 / プロモーター / Δ^<12>-プロスタグランディンJ_2 / 紫外線 / ケルセチン / gadd45 / DNA修復 / 化学予防 |
Research Abstract |
私達はgadd45遺伝子プロモーターの活性化物質を検索した結果、△^<12>-プロスタグランディンJ^2や紫外線、及びケルセチンが活性化することを見いだした。この内、植物油に含まれる不飽和脂肪酸の代謝産物である△^<12>-プロスタグランディンJ^2について仔細に検討した結果、5-10μg/mlの濃度においてgadd45遺伝子をプロモーターレベル、mRNAレベルにおいて強く誘導することを見いだした。この現象はp53遺伝子が失活しているHeLa細胞やMG63細胞において見られたことからも、p53遺伝子非依存的であることが示唆された。さらに、プロモーター領域を検討した結果、p53結合領域を除いた領域に反応していることが明らかとなった。これらのことからΔ^<12>-プロスタグランディンJ^2はp53遺伝子非依存的にgadd45をプロモーターレベルで活性化していることが明らかとなった。紫外線によるgadd45遺伝子の活性化に関しても同様の解析を行い、やはりp53遺伝子非依存的に活性化を起こすことを明らかにした。
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)