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移植臓器への膜融合リポソームを利用したex vivo遺伝子導入の研究

Research Project

Project/Area Number 09877225
Research Category

Grant-in-Aid for Exploratory Research

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field General surgery
Research InstitutionChiba University

Principal Investigator

中島 一彰  千葉大学, 医学部, 助手 (20261919)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 磯野 可一  千葉大学, 医学部, 教授 (70009489)
落合 武徳  千葉大学, 医学部, 助教授 (80114255)
剣持 敬  千葉大学, 医学部・付属病院, 助手 (50215133)
島田 英昭  千葉大学, 医学部・付属病院, 助手 (20292691)
Project Period (FY) 1997
Project Status Completed (Fiscal Year 1997)
Budget Amount *help
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 1997: ¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Keywords異種移植 / 遺伝子導入 / リポソーム / 膜融合リポソーム / 拒絶反応
Research Abstract

固有臓器への遺伝子導入に向けて、分裂増殖しない細胞を有する臓器に外来遺伝子を組み込むための手法を検討した。臓器移植の分野では、アデノウィルスやレトロウィルスをベクターとして使用することは問題と考えられており、リポソームをベクターとする方法が脚光を浴びてきている。
Liposome-DNAの作製とin vitro transfection : 100μ1の無血清培地(AIM-V)に2μ1のliposomeを添加し5分間室温で静置した後、10μgのpZeoSV2LacZを加えてさらに5分間室温で静置した。ラット門脈片を40μ1AIM-V+40μ1 liposome-DNAにて37°C、4〜10時間のincubation後、X-gal染色を行い発色を観察した。37°C、4時間の培養では発色されなかったが、10時間の培養にて発色がみられた。リポソーム単独による遺伝子導入の手法では、37°C長時間の接触が必要とされた。
膜融合リポソーム(HVJ-リポソーム)は、HVJの低温での膜融合活性、リポソームの毒性の少なさ・DNA保持性などの特性を有することから理想的なベクターと考えられる。
DCcholesterol,cholesterol,phosfatidilcholineを混合し、ロータリーエバポラーターを用いてリポソームを合生を行った。また、ヒトへの感染性のないセンダイウィルス株の増殖を合わせて行った。
補体抑制因子(CD59)の期待:異種移植成功の鍵は超急性拒絶反応の克服にあると言っても過言でない。補体はこれに関与する重要な因子であり、単独、あるいは自然抗体の存在下に異種移植片を障害する。ヒトが有する補体抑制因子(CD59など)は霊長類以外の動物にはみられないために、CD59を持たない異種臓器をヒトに移植すると、レシピエント血中のヒト補体が活性化されて異種臓器に障害を生じることになる。そこで、異種臓器にCD59を発現させることが可能となれば、異種移植片は補体からの攻撃を免れることができ、超急性拒絶反応を制御する方法として有望視される。

Report

(1 results)
  • 1997 Annual Research Report

URL: 

Published: 1997-04-01   Modified: 2017-09-14  

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