Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1998: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Research Abstract |
CDR-humanized CC49のaffinity competition RIA assay CDRを1種または2種づつ入れ替えた7種類のCDRヒト型化variant HuCC49について、^<125>I-labeled humanized CC49をcompetitorとしてcompetition RIA assayを行った。H鎖とL鎖variantsはCDR1、CDR2あるいはその両者を入れ替えてもaffinityは変化しなかったが、CDR3を入れ替えるとほとんどcompetitionを認めなかった。H鎖のvariantはいずれもaffinityが低下したが、CDR2のみ部分的なcompetitionを認めた。Affinity costantでもL鎖のCDR1,CDR2を入れ替えてもaffinityは変化せず,H鎖ではCDR2を入れ替えると1/300に低下し、CDR1,CDR3を入れ替えるとaffinityを認めなくなった。すなわち、L鎖CDR1とCDR2をヒトアミノ酸と入れ替えることは可能であり、H鎖CDR2は部分的に入れ替え可能であることが示唆された。 CDR-partial humanizationによるCDR-humanized CC49の作製と発現・精製、Competitionassay 以上の結果に基づき、入れ換えることによりaffinityを低下させないCDRはすべてヒト由来のCDRと入れ換え、入れ換えによりaffinityを低下させてしまうCDRは抗idiotype抗体と反応性の高いCDRを中心に、Padranらのspecificity determining regions(SDRs)に相当するアミノ酸はそのままで、他をヒト由来のアミノ酸と入れ換えることとし、CDRヒト型化CC49遺伝子と同様にしてPCRを利用して組換え遺伝子を作製した。SDRsに含まれないH鎖CDR2のアミノ酸をヒト由来のものと入れ替えた(60:Asn→Ser,61:Glu→Gln,62:Arg→Lys,64:Lys→Gln)H2M60-62,64を作製し、同様にL鎖のCDR1,2を完全にヒトアミノ酸と入れ替えCDR3はSDRsに属さないアミノ酸を入れ替えた(97;Thr→Ser)L1,2+L3M97を作製した。Competition assayから得られたaffinity constant(×10^<-8>M)は親抗体HuCC49の3.2に対し、H2M60-62,64は2.22,L1,2+L3M97は1.42であり、これらH鎖variantとL鎖variantを組み合わせたH2M60-62/L1,2+L3M97でも1.15と軽度低下するのみであった。さらにH2M60-62/L1,2+L3M97のマウスCC49を投与された4名の患者血清との反応性を検討すると,HuCC49に比較して著しく低下し、controlと比較してもその反応性は平均1.4倍と極めて低免疫原性であった。
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