• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to previous page

血管新生と動・静脈への機能分化-動脈形成の解析-

Research Project

Project/Area Number 09877237
Research Category

Grant-in-Aid for Exploratory Research

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field General surgery
Research InstitutionEhime College of Health Science

Principal Investigator

昆 和典  愛媛県立医療技術短期大学, 臨床検査学科, 教授 (40093926)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 藤原 隆  愛媛大学, 医学部, 助教授 (30036496)
Project Period (FY) 1997
Project Status Completed (Fiscal Year 1997)
Budget Amount *help
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Keywords血管新生 / 器官形成 / 微小循環
Research Abstract

新生血管網が伸張・充実するためには必須な要件である細動脈の形成メカニズムを明らかにする研究の端緒を開くことを目的とした。
方法:1.新生血管網の組織学的観察:(1)家兎耳介の一部に小孔をあけ、その部分を透明アクリル板ではさむと約二週間後には新生血管でその部分は満たされる。その過程で新生血管の動脈、静脈の同定を硝酸銀の染色で行い、新生細動脈が既存血管のどこと連結しているかを検討した。(2)家兎角膜での血管新生:角膜の一部を硝酸銀で焼灼することにより血管新生を引き起こした。その後、新しい血管の伸張を経時的に観察し、さらに銀染色により新生血管の動脈、静脈の同定を行った。2.血流量の動脈形成に与える影響についての解析:この実験系は家兎耳介を用いた。透明アクリル板の間隙に出現した新生血管網の一部を手術用縫合糸で圧拍して血流量を減少させた。そして新生細動脈の形成、伸張の様子を倒立顕微鏡で観察した。最後に銀染色で動脈、静脈の同定を行った。
結果:1.新生細動脈は既存血管網の細動脈と連結していた。2.血管新生が起こる前に既存血管網の血流量は増加していた。そして新生細動脈は既存血管の動脈側毛細血管から発し、新生細動脈の伸張とともにその毛細血管部分の細動脈化が起こった。3.新生血管網の血流量を減少させると、細動脈の伸張が阻害された。
以上の結果から、新生細動脈の形成は以下のように考えられる。すなわち、血管新生の刺激で既存血管網の血流量がまず増加する。その後動脈側毛細血管より新生血管が伸張していく。このとき新生血管、ならびに既存血管の動脈化は血流量が増加によって引き起こされる。

Report

(1 results)
  • 1997 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 昆和典、藤原隆: "血管新生における細動脈形成" 第5回日本血管細胞生物学研究大会・講演要旨集. 19 (1997)

    • Related Report
      1997 Annual Research Report

URL: 

Published: 1997-04-01   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi