Project/Area Number |
09877308
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Anesthesiology/Resuscitation studies
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
須加原 一博 熊本大学, 医学部, 助教授 (20171126)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
矢野 敏之 熊本大学, 医学部附属病院, 助手 (50253729)
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Project Period (FY) |
1997
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 1997: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
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Keywords | 急性肺障害 / 肺胞上皮細胞 / 培養細胞 / 気管内注入 / 細胞増殖因子 / In situハイブリダイゼーション |
Research Abstract |
1.培養肺胞II型上皮細胞気管内投与による投与細胞の動態-ラット肺より肺胞II型上皮細胞を分離し、細胞が培養皿に付着しないようにバクテオロジカルデイシュに一日培養。この時細胞機能を維持するため、Engelbreth-Holm-Swarm(EHS)腫瘍細胞外マトリックスをLab Techを用いて培養液中に浸して保持し、4-diamino-2-phenylindole(DAPl)を用いて細胞核を染色してから他のラット肺に気管内投与した。数日後ラット肺を凍結固定し、凍結切片を作成して蛍光顕微鏡にて観察すると投与した細胞が塊を作って肺胞壁に付着しており、形態的に以前の方法より活性の高い生きた細胞が確認された。DAPlでは凍結切片が必要なため、lipophilicdialkylcarbocyanines(Dil or DiD)を用いて、培養細胞を染色し気管内投与し、組織をパラホルムアルデハイドで固定し観察。投与細胞と組織細胞の区別が充分可能なことを確認できた。培養細胞を肺胞上皮細胞増殖因子であるKGFで、12時間刺激しDAPlあるいはDilで染色後、気管内投与してその動態を検索し、同様の結果を得ている。少し細胞障害があると思われるため、染色しない培養細胞を気管内投与し、投与肺を組織学的、電顕的に検索している。2.呼吸不全動物肺での細胞形態変化-エンドトキシン、ブレオマイシンや塩酸による障害ラットを作製し、KGFで刺激した培養肺胞II型上皮細胞を呼吸不全動物ラット肺に気管内投与し、その投与細胞の動態を検索しているが、肺水腫などが強いためか肺胞壁まで達していなく付着した細胞が少ない。最適投与時期を検索するため、経時的な変化を観察したが、4〜7日頃に投与した方が付着細胞は多いようだ。障害が進行しているため、付着細胞が脱落するのも観察された。3.KGF刺激培養肺胞上皮細胞と人工サーファクタント併用による肺障害抑制効果-肺障害後早期に人工サーファクタントを投与しその後培養細胞を投与すると付着細胞の増加がみられ、障害修復の促進が期待され現在検索中である。4.今後の展望-肺障害作製後人工呼吸管理を併用して(初期の肺水腫を抑えて)KGF刺激培養細胞を投与する研究も進行している。さらに、アデノウイルスを用いたgene transferによる研究も検討し始めている。
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