ヒト膀胱排尿筋のムスカリン受容体における脱感作機構の研究
Project/Area Number |
09877312
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Urology
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
武田 正之 新潟大学, 医学部, 助教授 (80197318)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
波田野 彰彦 新潟大学, 医学部, 助手 (00242404)
筒井 寿基 新潟大学, 医学部附属病院, 助手 (20283012)
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Project Period (FY) |
1997 – 1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1998: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 脱感作 / ヒト膀胱 / 免疫組織化学 / RT / PCR / G-protein coupled receptor kinase |
Research Abstract |
1. ヒト膀胱排尿筋における脱感作機構の研究-G蛋白質共役受容体リン酸化酵素の発現と薬理学的検討 方法 1) 免疫組織学的解祈:ヒト膀胱を用いて、GRK2に対する抗体による免疫組織学的検討を行った。 2) 分子生物学的解析:ヒト膀胱から全RNAを抽出し、ムスカリンM2、M3受容体、GRK2に対するreverse transcription/polymerase chain reaction(RT/fPCR)を行った。 3) 薬理学的検討:KClによる収縮を前収縮とし、カルバコール投与後のKCl収縮の変化から脱感作の検討を行った。 結果 ヒト膀胱ではGRK2のmRNA及び蛋白の発現を認めた。 機能的にも、カルバコール投与後のKCl収縮の変化から脱感作を認めた。 2. ヒト正常、閉塞、神経因性膀胱排尿筋におけるG蛋白質共役受容体リン酸化酵素の発現 方法 1) 免疫組織学的解祈:ヒト正常、閉塞、神経因性膀胱排尿筋を用いて、GRK2、GRK3、GRK4に対する抗体による免疫組織学的検討を行った。 結果 正常群では。GRK2は排尿筋のみに陽性、GRK4は血管のみに陽性であり、GRK3は染色されなかった。 閉塞群では、GRK2は排尿筋に陽性、血管にわずかに染色を認め、GRK3、GRK4は染色されなかった。 神経因性膀胱群では、GRK2は排尿筋に陽性、血管にわずかに染色を認め、GRK3は排尿筋のみ、GRK4は染色されなかった。
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Report
(2 results)
Research Products
(9 results)