近未来社会に必要となる新新たな科学技術関連人材像とその育成システム像
Project/Area Number |
09878030
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Science education
|
Research Institution | Ibaraki University |
Principal Investigator |
小川 正賢 茨城大学, 教育学部, 助教授 (80143139)
|
Project Period (FY) |
1997 – 1998
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
|
Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1998: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
|
Keywords | 科学技術人材 / 人材開発 / 科学技術リテラシー / 人材育成システム |
Research Abstract |
本研究の目的は、近未来の科学技術社会に必要となる科学技術系人材、科学技術リテラシー育成専門家の具体的イメージとその育成システム像を策定することにある。前年度の研究では、研究開発面でも、教育普及面でも、「つなぐ人材」「マネジメント能力のある人材」がそれぞれのプロジェクトや組織の中に必要となること、そのような人材は、新しい意味での「専門家」として認定されるべきであることなどが明らかになってきていた。そこで、本年度は、この研究をもう一歩すすめて、とりわけ、教育普及面での考察を中心に研究を継続した。ここでは、学校教育だけを取り出すのではなく、科学博物館や科学技術館などを含めて、社会全体を視野に入れた、すなわち、すべての世代の人々に対する科学技術教育普及・理解増進活動にかかわる「専門家」像、ならびにその育成プログラム像について、実際に関係者との面談や関連プロジェクトへの積極的参加を通して、考察を深めてきた。その成果は、いくつかの著作、論文、学会発表として公刊してきているが、さらにその総合的な成果を、1999年6月に南アフリカで開催される第9回国際科学技術教育機関シンポジウムにおいて論文発表するように、現在準備中である。ここでは、従来の‘novice'vs‘expert'という単純二分法が、現代の教育普及問題を考える枠組として機能不全を起こしている点を指摘し、これに変わる新しい研究枠組として'professional knowledge break-down sequence'を提起する予定である。
|
Report
(2 results)
Research Products
(4 results)