構造変換酵素PPIaseの転写調節反応における遺伝学的・生化学的解析
Project/Area Number |
09878124
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Structural biochemistry
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
堀越 正美 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 助教授 (70242089)
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Project Period (FY) |
1997
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1997: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Keywords | PPIase / 構造変換 / シャペロン / TFIID / two-hybrid法 / 分裂酵母 / 転写活性化 / 転写因子 |
Research Abstract |
蛋白質の構成変換を酵素学的に行うペプチジル・プロリル・シス・トランス・イソメラーゼ(PPIase)に着目し、その酵素の意義と機能の解析を核局在性酵素を中心として進めた。 1)ペプチジル・プロリル・シス・トランス・イソメラーゼ(PPIase)をコードする遺伝子の分裂酵母からの単離と解析 分裂酵母を用いた遺伝学的解析を進めるために、PPIase酵素活性ドメイン領域を用いたPCR法により分裂酵母PPIaseをコードする遺伝子を分裂酵母ゲノムから単離した。この遺伝子をコードするPPIaseとすでに単離されている他種PPIaseとの一次構造比較により、多様なPPIaseの進化的保存性と細胞内局在性との間に相関関係のあることを見出した。単離したPPIaseは核局在性を担うことが予想されたが、実際にその局在性を調べたところ、核に局在していることを確かめられ、このルールの妥当性を支持する結果となった。更に核局在性PPIaseが酵素活性ドメイン領域以外に長い領域を持つことからその一次構造を比較したところ、進化的保存性のある様々なドメイン領域を持つことが明らかとなった。 2)ペプチジル・プロリル・シス・トランス・イソメラーゼ(PPIase)による転写活性化能の検出 PPIaseがTFIIDのサブユニットと相互作用する因子として単離されているので、PPIaseによる転写活性化能を解析したところ、PPIase自身が転写を活性化する能力を有することが示された。 3)ペプチジル・プロリル・シス・トタンス・イソメラーゼ(PPIase)と相互作用する因子群の単離 PPIaseの機能解析を進める目的で、PPIaseと相互作用する因子群をtwo-hybrid法より多種単離した。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)