Project/Area Number |
09894017
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 企画調査 |
Research Field |
Physical chemistry
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
渋谷 一彦 東京工業大学, 理学部, 助教授 (30126320)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
梶井 克純 東京大学, 先端科学技術研究センター, 助教授 (40211156)
今村 隆史 国立環境研究所, 大気圏環境部, 室長 (60184826)
松見 豊 名古屋大学, 太陽地球環境研究所, 教授 (30209605)
川崎 昌博 京都大学, 工学研究科, 教授 (70110723)
鷲田 伸明 国立環境研究所, 大気圏環境部, 部長 (70101045)
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Project Period (FY) |
1997
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
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Budget Amount *help |
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 1997: ¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
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Keywords | 地球温暖化 / 大気環境 / 不均一反応 / 均一反応 / ハロゲン化学 / 同位体効果 / 大気モデル / 計測 |
Research Abstract |
大気環境科学の基本的な課題を押え、根本的問題解決の切り口を開拓し、新生基礎学問としての大気環境科学の方法論を分子科学の立場からチェックし確立するため物質変換・交換過程・大気モデル・計測の問題に焦点を絞り調査研究を行った。 地球規模での環境問題として温暖化問題、オゾン層破壊、気候の変動など互いにリンクした深刻な課題が噴出している。これらの問題を解決する唯一の方法は、環境大気のダイナミズムを予測可能な程度まで理解し、自然がもつ自浄能力を超えない程度に豊かさを求めた人類の活動をコントロールすることである。複雑な物質変換システムである大気環境の将来を精度良く予測するには、大気中での物質変換と輸送過程、大気と他の物質系・生態系との物質変換過程など種々の物理化学過程を総合化し、地球規模での大気環境モデルを構築する必要がある。 このような状況を鑑み、大気環境科学の問題解決に強い関心をもつ我が国の分子科学研究所を集結し、大気環境科学の基本的な課題を押え、根本的問題解決の切り口を開拓し、新生基礎学問としての大気環境科学の方法論を分子科学の立場からチェックした。調査する研究分野を5グループ(不均一反応、均一反応、大気モデル、理論計算、計測)に分け討論し、結果をまとめた。小グループによる討論をふまえて全メンバーによる研究会を行い、その後推進すべき研究の方針を明らかにし、報告書にまとめた。不均一反応系の取り扱い方法、均一反応系における遅い反応・同位体効果・弱吸収帯での光分解・内部励起した分子種の反応・ハロゲン化学などの今後の取り組み方について議論された。
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Report
(1 results)
Research Products
(7 results)