Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平尾 俊一 大阪大学, 大学院・工学研究科, 教授 (90116088)
西郷 和彦 東京大学, 大学院・工学研究科, 教授 (80016154)
平間 正博 東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (30165203)
辻 孝 北海道大学, 大学院・理学研究科, 教授 (20029482)
伊藤 嘉彦 京都大学, 大学院・工学研究科, 教授 (40026018)
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Budget Amount *help |
¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
Fiscal Year 1997: ¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
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Research Abstract |
新規機能性材料や医農薬,ファインケミカルズなどの高付加価値化学製品の創製に対する有機合成化学の役割はますます重要である.特によくデザインされた高選択的かつ精密な炭素-炭素結合形成反応や官能基変換反応は今後とも合成化学において一層重要になってきた.有機ラジカル(遊離基),カルベンなど不安定活性種の反応は工業的にも重要なプロセスの一つであるが,その生成と制御を含めてその化学は解決すべきテーマの一つである.この方面の第一線の研究者が,それぞれの研究を発展させ,その成果を開陳し,徹底的に批判,討論し,長期的展望に立って不安定で取り扱いにくい活性種である有機ラジカル,カルベン,イリド,1,3-双極子および関連活性種の反応の化学制御を行い,真に有効な合成反応を英知を集めて創造するために,以下の研究を行った. 30名の分担者間の緊密な連絡の下に,現在まで行ってきた研究成果を開陳し,新しい理論,手法,方法などをお互いに行い,改良点を明かにすることによって,それぞれの研究の飛躍的発展を図るとともに,将来に向けての共通の概念を作り上げることができた. 平成9年6月に第1回研究連絡会議を開催し,各分担者の現在までの研究成果を発表し,全体を総合して,重点領域研究に発展させるための具体的研究項目の設定,そのための研究体制の確立,将来の成果の見通しなどについて討議した.それに基づき次年度特定領域研究を組織化し,申請することができた
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