Project/Area Number |
09896004
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 企画調査 |
Research Field |
食品科学・栄養科学
|
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
鬼頭 誠 京都大学, 食糧科学研究所, 教授 (60027183)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
加藤 昭夫 山口大学, 農学部, 教授 (00035114)
大久保 一良 東北大学, 農学部, 教授 (00005612)
北川 泰雄 名古屋大学, 生物分子応答研究センター, 教授 (50101168)
小川 正 徳島大学, 医学部, 教授 (80027193)
阿部 啓子 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (10151094)
|
Project Period (FY) |
1997
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
|
Budget Amount *help |
¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
Fiscal Year 1997: ¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
|
Keywords | 遺伝子転換食糧 / 分子設計 / 食品受容性 / 健康保全性 / アレルゲン性評価 / 安全性評価 |
Research Abstract |
人口増大、環境悪化、食源性疾患増大、高齢化社会到来に起因する食糧を巡る問題を解決するために、バイオテクノロジー技術を駆使することによって遺伝子転換食糧を作出することが望まれる。そこで、このような観点からの特定領域研究を発足させるための企画調査を行った。本企画調査の申請に際するコンセプトに基づき、遺伝子転換食糧の分子設計に関する研究班、および遺伝子転換食糧の安全性評価と実用性に関する研究班の2班体制で調査した。この一環として、「遺伝子転換食糧の多面的分子設計に関する基礎研究-多面的機能形質の作物間導入と品質評価-」と題して公開シンポジウムを開催し、産官学及び一般市民より約200名の参加を得て活発な討議を行った。これらの調査及び討議の結果、以下のことを踏まえる必要性が明確となった。(1)消費者にとって安全性が最も重要なポイントである。(2)現在市販されつつある遺伝子転換食糧は微生物由来の遺伝子を包含している点に心理的な不安がある。(3)導入する遺伝子は、人類が食している生物起源でなければならない。(4)付与する特性は、生産者にではなく、消費者の利益となるものが望ましい。(5)既存食糧に不足している生理機能性、嗜好性、加工性など食糧の多面的な質的向上を図る。(6)安全性、健全性の検証を徹底する。 これらに基づき、(1)食品受容性、(2)健康保全性、(3)分子設計、(4)遺伝子転換作物作出、(5)アレルゲン性評価、(6)安全性評価、の6班体制、5年間のプロジェクト「遺伝子転換食糧の多面的分子設計基盤」を特定領域研究(B)として申請した。
|
Report
(1 results)
Research Products
(6 results)