Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森本 兼曩 大阪大学, 医学部, 教授 (20143414)
金森 雅夫 浜松医科大学, 公衆衛生学, 助教授 (90127019)
山縣 然太朗 山梨医科大学, 保健学II, 助教授 (10210337)
江見 充 日本医科大学, 老人病研究所, 教授 (90221118)
羽田 明 北海道大学, 医学部, 助教授 (00244541)
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Budget Amount *help |
¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
Fiscal Year 1997: ¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
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Research Abstract |
現在多くの日本人が加齢とともに発症している虚血性心疾患,本態性高血圧,糖尿病,骨粗鬆症,神経変性疾患,老年期痴呆などでは,それまでの生活習慣とともに,遺伝要因も深く関与することが明らかにされつつある.ヒトのすべての遺伝子の解明をめざしたヒトゲノム計画は,すでに塩基配列解析のレベルに達し,多くの情報が蓄積,公開されている。これらの分野の進歩によって「生活習慣病」に至るライフスタイルと「体質」を構成する遺伝子の全貌が明らかになり,それを健康予知のために応用できる日は決して遠くない.しかし,一方ではこれらの研究を進め,その成果を社会に還元していく際にはさまざまな倫理的諸問題が想定されている. 今年度本研究班では,倫理を含む多くの関連分野の研究者が共同して「生活習慣病」の予知・生活介入による予防・初期治療,さらに新しい構想による健康教育・公衆啓発・健康づくりなどに関して,日本の国情に適したシステムを構築すべく討議を行い,より広範に研究を推進するため以下のワークショップを開催した. 「健康予知医学大系の構築-分子医学と社会との接点」(日時:1998年3月23日(月)17:00-19:00,於 岡山大学医学部附属図書館3階ホール)司会:福嶋義光(信州大学衛生学),プログラム 1.健康予知医学における遺伝・環境要因の包括的影響評価(森本兼曩)2.健康予知医学における本態性高血圧の病因解析(羽田 明)3.健康予知医学における老年期痴呆の病因解析(山縣然太朗)4.健康予知医学における糖尿病の病因解析(金森雅夫)5.健康予知医学における倫理的・法的・社会的問題の検討(玉井真理子)
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