Project/Area Number |
09897009
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 企画調査 |
Research Field |
Digestive surgery
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
鈴木 正徳 東北大学, 医学部・附属病院, 助手 (70206530)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三浦 成人 東北大学, 金属材料研究所強磁場起伝導材料研究センター, 助教授 (90005893)
長田 裕之 理化学研究所, 抗生物質研究室, 主任研究員 (80160836)
海野 倫明 東北大学, 医学部, 助手 (70282043)
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Project Period (FY) |
1997
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
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Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 1997: ¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
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Keywords | 肝細胞癌 / バイスペシフィック抗体 / リベロマイシンA / 磁性体 / 動脈基栓療法 |
Research Abstract |
本研究課題の円滑な実行を目的とした共同研究組織との数次にわたる会議により、本研究に使用する磁性体を栄研化学が開発した製剤を使用することとした。栄研化学は、全世界に先駆けて超常磁性酸化鉄コロイドを作製し、平成9年7月から厚生省から薬事認可を得てフェリデックスとして市販を開始した。本製剤は磁場をかけたときに強磁性を示し、磁場を外すと磁性が0に戻る性質を有しており、磁気共鳴映像における組織分解能を上昇させる増感剤として臨床応用されている。その性状は50Aの酸化鉄をコアに、表面をデキストランからなる多糖類で被覆した平均粒子径約50〜40nmの磁性体であり、主にオプソニン効果による貪食作用によりKupffer細胞に取り込まれる。また、同社はフェリデックスの開発過程でコアとなる酸化鉄のサイズを自由に、かつ均一に製造する技術を確立し、さらに各種の被覆剤に関する研究も進行中で、たとえば肝細胞膜表面に存在するアシアロ糖蛋白受容体に特異的に結合するアラビノガラクタン被覆の超常磁性酸化鉄コロイドの作製も可能な状況にある。実際の研究では、塞栓物質として、今までのTAEの概念からはかけ離れた特異な磁性体コロイドを用いることとし、その外套を形成する合成糖蛋白からなる被覆剤に、われわれが研究を維持してきた肝細胞癌に対するBsAbと、理化学研究所抗生物質研究室で開発されたリベロマイシンA(以下RM-A)などの抗腫瘍剤を吸着させて、強磁性体を取り込んだ抗癌物質を作製し、体外からの磁場形成により肝臓内における最適な磁性薬剤分布を自由に形成することを目指す。磁界生成には、比較的簡便な永久磁石によるものと超伝導マグネットを考慮している。後者には、最近実用化され始めた液体ヘリウムを使用しない冷凍機直冷型超伝導マグネットがあり、従来型に比し遙か小型でグネットの方向変更も容易であり、数Teslaのスプリット型マグネットの製作も可能なことから有用と考えている。
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