国際協力における非識字者に対する映像および画像理解に関する企画調査
Project/Area Number |
09898002
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 企画調査 |
Research Field |
Educational technology
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
内海 成治 大阪大学, 人間科学部, 教授 (80283711)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
久保田 賢一 関西大学, 総合情報学部, 助教授 (80268325)
近藤 勲 岡山大学, 教育学部, 教授 (50033361)
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Project Period (FY) |
1997
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 国際協力 / 非識字 / 画像理解 / グアテマラ / マヤ / 国際教育協力 |
Research Abstract |
本研究の目的は開発途上国における国際協力活動上不可欠な非識字者に対する教育を実施するための方法論にむけての予備的な調査である。非識字者への教育活動に於ては画像の果たす役割は大きいが、画像理解には具体性、抽象性の他に、画像内における空間を引伸ばしたり、圧縮しての説明図、時間的な経過を表す図、複数の画像による説明など、幾つかの要素が混在する場合がある。それぞれの複雑な要因に対して、住民の先有知覚が大きな影響を与える。それゆえに画像の理解から先有知覚を類推することも可能であるが、地域を限定しての予備的な調査が必要となる。 本年はフィールドとして文部省および国際協力事業団において実施している日米共同プロジェクト「グアテマラ女子教育促進プロジェクト」のトトニカパン地区において調査を行った。研究代表者(内海)と研究分担者(近藤)がグアテマラにJICA専門家として派遣された際に、グアテマラ教育省、トトニカパン県教育事務所と共同で3つの小学校のマヤ系児童の保護者106名(男、59名、女47名)の教育歴および教育意識調査を行い、併せて16枚の絵を使用して画像理解調査を行った。 現在分析中であるが、トルコにおける画像理解調査の結果と較べると、大筋では同じ傾向がうかがえる。例えば、抽象性に応じて正当率が下がる、つまり、正当率が住民に取っての抽象性のメルクマ-ルになる。複数の画像の理解が出来ない、すなわち、画像の複雑性と正当率の相関から、理解の困難さが画像の複雑性のメルクマ-ルとなる。ただし、抽象的な画像の操作に若干の違いがある。これはイスラムとキリスト教ないしは原始的宗教における画像に対する親近性の相違が関係していると思われる。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)