ウェアラブルコンピューティングのための行動認識技術に関する研究
Project/Area Number |
09J00249
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Media informatics/Database
|
Research Institution | Kobe University (2010) Osaka University (2009) |
Principal Investigator |
村尾 和哉 神戸大学, 工学研究科, 特別研究員(PD) (50609295)
|
Project Period (FY) |
2009 – 2010
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2010)
|
Budget Amount *help |
¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2010: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2009: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
|
Keywords | ウェアラブルコンピューティング / ウェアラブルセンサ / コンテキストアウェア / 高精度化 / 行動認識 / 低消費電力 / 国際情報交換 / ドイツ |
Research Abstract |
本年度は,ウェアラブルコンピューティングのための行動認識技術に関する研究として,多様な行動を認識する手法を提案した.日常生活で起こりうる動作はその加速度波形の形状から「歩行」や「階段昇降」などの一定のパターンの繰返しから成る運動動作と,「腕を振る」などのジェスチャ動作に分類されるが,認識手法の違いから全てを同時に取り扱うシステムは存在しない.またジェスチャ認識では,ジェスチャ部分を明示するためにユーザに静止させるなどの非現実的な制約を課していた.提案システムでは加速度データの自己相関を求めることで,運動とジェスチャを自動的に分類し,適切な認識アルゴリズムを用いて認識する手法を確立した.評価結果より単一の認識アルゴリズムではRecall0.75,Precision0.59であるのに対し,提案手法ではRecall0.93,Precision0.92と大幅に改善した.本研究により,認識可能な行動の幅が広がり,日常生活における行動認識技術の普及につながると考える.本研究の成果はウェアラブルコンピューティング分野の最重要国際会議であるInternational Symposium on Wearable Computers(ISWC2010)において発表しており,情報処理学会論文誌に採録されている. さらには,センシングデータベースの構築において被験者から大量のデータを採取する必要があるが,その際,被験者への指示方法によって行われる動作に違いが生じることを確認した.具体的には,指示の具体度によって被験者間の動作のばらつきが生じたり,用いる語によっては指示が曖昧になる.本研究の成果はInternational Symposium on Wearable Computers(ISWC2011)に採録されている.
|
Report
(2 results)
Research Products
(31 results)
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
[Presentation] 行動認識チュートリアル2010
Author(s)
村尾和哉, 寺田努
Organizer
HASC行動認識に関するチュートリアル
Place of Presentation
東京大学(東京都)(招待講演)
Year and Date
2010-10-20
Related Report
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
[Presentation] 寄付行為促進のためのIT募金箱の作成と実運用2009
Author(s)
田中宏平, 田中聡, 木下浩平, 南靖彦, 村尾和哉, 寺田努, 塚本昌彦, 西尾章治郎
Organizer
情報処理学会研究報告(エンターテイメントコンピューティング研究会2009-EC-13)
Place of Presentation
茨城
Year and Date
2009-05-22
Related Report
-
-
-
-