不斉リン原子を構成要素として用いる光学活性高分子および環状化合物の創製と機能開拓
Project/Area Number |
09J03808
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Synthetic chemistry
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
井本 裕顕 京都大学, 大学院・工学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2009 – 2011
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2011)
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Budget Amount *help |
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 2011: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2010: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2009: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 不斉リン / 光学活性高分子 / クラウンエーテル / 不斉触媒 / ヘテロ環 / 不斉リン原子 / 高分子錯体 / 高次構造制御 / 不斉ホスファクラウン / 不斉反応 / オリゴホスフィン / 複核錯体 |
Research Abstract |
本研究では不斉リン原子を2個有する光学活性ビスホスフィン化合に着目し、これをビルディングブロックとして用いることで、主鎖に不斉リン原子を含む新規光学活性ポリマーならびに根性化合物を合成することを目的として検討を行った。 本年度は特に新奇キラルリンポリマー・オリゴマーの合成、ならびにそれらの配位挙動について詳細に検討を行った。まず、光学活性ビスホスフィンを前駆体として用い、官能基変換後パラジウム錯対触媒によるカップリング反応を経て、剛直なユニットを持つキラルリンポリマーを良好な収率で得た。対応する柔軟なユニットを有するキラルリンポリマーとのキロプティカル特性を調べたところ、両者が全く逆の円二色性スペクトルを与え、鏡像関係にある高次構造を形成していることが示唆された。 また、主鎖骨格に二種類の置換基を有するキラルリンオリゴマーの合成にも成功し、添加する塩基の種類によって化学選択的にリン原子に配位したボランを除去することができた。これにより、異種遷移金属を高分子-分子鎖上に配列させることが可能となった。 さらに本年度は光学活性ビスホスフィンを用いたジホスファシクロヘキサンの立体特異的合成を行い、様々な置換基を有するジホスファシクロヘキサンを得ると同時に、白金錯体との反応により配位高分子の合成にも成功した。
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Report
(3 results)
Research Products
(21 results)