Rho標的蛋白質mDiaによる細胞分裂時骨格分子制御及び個
Project/Area Number |
09J03839
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
General medical chemistry
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
渡邉 定則 京都大学, 医学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2009 – 2011
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2011)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2011: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2010: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2009: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | 細胞質分裂 / Rho / mDia / 欠損マウス / Rho GTPase |
Research Abstract |
本研究では、Rho GTPase標的蛋白質mDia2の(1)分裂細胞での局在・機能制御機構と(2)個体における生理的役割について解析した。(1)昨年度までの解析により、mDia2の分裂期の局在と機能には、Rhoによる活性化に加えanillinとmDia2の結合が重要であることを報告しており(Watanabe S. et. al., Mol Biol Cell. 2010)、anillinとmDia2の結合が,N末端のDID(diaphanous inhibitory domain)とC末端のDAD(diaphanous auto-inhibitory domain)を介したmDia2の分子内相互作用と競合することを明らかにしていた。そこでさらに、anillin及びmDia2の結合責任部分の絞りこみを行った。その結果、mDia2のDIDドメインのみを含む領域とanillinのN末の1-40(a.a.)が直接結合することを見出した。anillinのN末30アミノ酸はmDia2のDADと高い相同性をもつため、anillinとmDia2の結合がmDia2の分子内相互作用(DID-DAD相互作用)を模倣した様式であることが示唆された。この様式の詳細とその意義については、mDia2-anillinの共結晶構造解析により検討を行う予定である。(2)E2A Creマウスとの交配によりmDia2欠損ヘテロマウスを作出し、その交配により欠損ホモマウス作成を試みた。現在までのところ産仔が確認できず、発生途中に胎生致死となることが示唆された。実際に妊娠マウスより胎児を取り出し、PCR法・ウエスタンブロット法により発現を確認したところ、対照コントロールに対し、mDia2の発現を認めなかった。現在、この胎生致死の原因となる臓器・細胞種について詳細な解析を進めている。
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Report
(3 results)
Research Products
(9 results)