自然科学分野の論文と口頭発表のデータベース構築とディスコース分析
Project/Area Number |
10111237
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Tezukayama College |
Principal Investigator |
梅咲 敦子 帝塚山短期大学, 文芸学科, 助教授 (20269963)
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Project Period (FY) |
1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1998: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | コーパス / 科学英語 / 口頭発表 / 論文 / ディスコース |
Research Abstract |
本研究は、英語を母語とする同一科学者による同じタイトルの自然科学分野の口頭発表と論文を収集したテキストデータベース(コーパス)の構築と公開をめざしている。本コーパスは、自然科学分野について話す際と書く際の英語の相違及び相違の要因を探る目的に最も適した特殊コーパスといえる。データ収集方法は、自然科学分野の国際会議で録音した口頭発表をその分野に近い専門家とともに文字化し、論文は口頭発表と同一著者、同一タイトルのものを会議のプロシーディングズから抜き出しOCRで読み、機械可読形式にした。本年度が3年計画の最終年度にあたり、最終的に10対の口頭発表(計約42,000語)と論文(計約33,000語)を収集した。各著者に出したコーパス公開の承諾依頼書がすべて返信され次第、CD-ROM上でKWICコンコーダンス作成ソフト(既成フリーウェア転載承諾済み)とともに非営利・研究目的にのみ使用する旨の書面にサインされた研究者に配布する。 本コーパスを用いて口頭発表と論文の相違を分析した。まず、ディスコースの枠組みをつくる主要な手段ある主題構成と主題中の結束手段を比較し、口頭発表の主題部には代名詞や接続詞、関係詞が多用されているのに対し、論文では名詞句が多用されていることが解った。つぎに、伝達内容がどのように構成されているかを中心に比較した。その結果、口頭発表には「後方付加的」 「主張緩和的」傾向が見られることがわかった。これらの相違をうまく説明できるディスコース形成モデルを提示した。
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Report
(1 results)
Research Products
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