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数値地図情報を用いた古墳の立地に関する研究-大和盆地を事例として-

Research Project

Project/Area Number 10111245
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionNara National Research Institute for Cultural Properties

Principal Investigator

金田 明大  奈良国立文化財研究所, 平城宮跡発掘調査部, 研究員 (20290934)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 西山 和宏  奈良国立文化財研究所, 平城宮跡発掘調査部, 研究員 (10290933)
平澤 毅  奈良国立文化財研究所, 平城宮跡発掘調査部, 研究員 (00280610)
Project Period (FY) 1997 – 1998
Project Status Completed (Fiscal Year 1998)
Budget Amount *help
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
KeywordsGIS / 地理情報システム / 古墳 / 空間分析 / 数値地図
Research Abstract

本年度は最終年度であり、研究のまとめをおこなった。まず、昨年度作成データの補充、修正をおこない、これを統台して大和古墳空間データベースを作成し、考古学研究へのGIS(地理情報システム)利用の有効性を確認した。大和古墳空間データベースは地形標高メッシュデータ、古墳位置といった空間的なデータと墳形、副葬品の内容といった非空間的なデータをもち、個々の古墳情報の検索、指定条件による古墳分布図の作成が可能である。
これらの作業は研究に不可欠であるが煩雑な手順を必要としており、この制約の為現実には限定された部分への適用に留まっている。GISの利用によって容易に分布図が作成できることになり、複雑な条件の考古資料の分布を容易に描き出せることになった。この点で考古学研究へのGISの利用は有効な手段であると考えられる。
また、このデータベースを利用して、古墳の立地についての検討をおこなった。標高データから得られた傾斜データと時期別の古墳分布とのオーバレイをおこない、時間的に傾斜の緩やかな場所に古墳が築かれる傾向にあること、標高も低い剖分へ下りてくることが傾向として指摘できる。
また、古墳からの視界について分析をおこない、時期によって古墳の司視範囲に傾向があることを求めた。これらの点は従来より経験的に指摘されてきたことであるが、実際に数値で指摘できるところにGISを用いた研究の利点がある。
これらの成果については、研究会、書籍によってその一部を公開している。

Report

(1 results)
  • 1998 Annual Research Report

URL: 

Published: 1998-04-01   Modified: 2016-04-21  

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