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乳幼児の音声・視覚コミュニケーションにおける話者-聴者関係の発達

Research Project

Project/Area Number 10114220
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionKokugakuin University

Principal Investigator

斉藤 こずゑ  国学院大学, 文学部, 教授 (70146736)

Project Period (FY) 1998 – 2000
Project Status Completed (Fiscal Year 1998)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1998: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywordsコミュニケーション能力 / 個人性情報 / 発話行動 / 話者属性 / 人を指示する表現
Research Abstract

本研究は、次の諸点を目標として計画された。コミュニケーション能力の発達において、個人性情報の果たす役割は未だに十分解明されてはいないが、申請者は、過去5年間の研究によって、発話の生産、理解に関与する個人性情報を分析し、マイクロ、およびマクロな観点からコミュニケーション発達において重要な働きをする個人性情報の要因を抽出してきた。それは、第1に発話行動の知覚においてであり、話者の発する個人性、言語、感情の3情報の処理の課題である。第2に発話行動の社会的認知においては、単なる2者関係を越えた多様な会話場面において社会文化的に共有された原則が、話者ー聴者関係と意図理解の課題として問題となる。
平成10年度の調査場面は、(1)実験室または家庭での母子観察・実験、(2)集団保育場面での観察、(3)小グループ幼児の観察・実験、(4)年長児・成人の観察・実験の4種である。生後3か月齢より就学前幼児を中心とし、小学生、成人、および外国語話者も含む。この4種の相互作用場面で
1, 話者属性の表出と理解の分析として、(1)発話の重なりの調整、(2)人を指示する表現の変異(「人を指示する表現と話者ー聴者関係の発達」斉藤、1998)、および(3)言語行為の個性化(「幼児のオノマトピアの理解」斉藤他)について検討した。平成11-12年度はこの課題をさらに発展させるほか、(4)発話の記憶と帰属についての新たな資料を加え、個人性情報との関係を検討する。
2, 聴者属性の表出と理解の分析として聴者が会話への参与度の違いに応じてどのような手段(動作、表情、声)で聴者の方略を示すかについて検討してきたが、それをさらに発展させ、一般的処理方略と、聴者の各種属性に依存した方略を検討する。さらに話者の個人性のタイプと、聴者の選択する方略の関係を明らかにする。

Report

(1 results)
  • 1998 Annual Research Report

URL: 

Published: 1998-04-01   Modified: 2016-04-21  

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