南アジア諸国の小地域レベルでの人口・土地利用・環境の変化に関する比較研究
Project/Area Number |
10116201
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
大塚 柳太郎 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (60010071)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
梅崎 昌裕 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (30292725)
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Project Period (FY) |
1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Keywords | 人口増加 / 土地利用 / 環境 / リモートセンシング / 南アジア / 村落調査 / ランドサット衛星 / 人類生態学 |
Research Abstract |
本研究の目的は、インド・バングラデシュ・ネパールのそれぞ約50村落において行った質問紙調査(項目:現在および過去における人口・土地利用・生産と消費・生活の質の評価)の結果を、ランドサット衛星データから得られる土地利用・環境の変化に関するデータと関連づけながら分析することである。 平成10年度に完了したのは、(1)質問紙調査の入力・集計、(2)ランドサット衛星データ分析のためのハードウェア構築(衛星データ分析ソフトとしてER Mapper、地理情報システムソフトとしてArcViewを購入した)、(3)ネパールの東半分をカバーするランドサットTMデータ(1989年に記録されたもの)4シーンとランドサットMSSデータ(1973年に記録されたもの)4シーンの入手とその予備的解析である。 質問紙調査の集計によって明らかになったのは、「環境と開発」にかかわる諸変数において国あるいは地域間での多様性が極めて大きいということであり、そこにはもともとの自然環境あるいは人々の環境意識の違いが大きく寄与していることが示された。また、衛星データの分析では、対象村落においてみられた1973年から1989年にかけての自然環境・土地利用の変化が具体的に明らかになり、その変化と土地所有制度・環境認識・人口増加との関連が明らかになった。
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Report
(1 results)
Research Products
(7 results)