リモートセンシングデータを用いた市街地延焼危険地区の抽出手法に関する研究
Project/Area Number |
10128227
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
森山 正和 神戸大学, 都市安全研究センター, 助教授 (70047405)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮崎 ひろ志 姫路工業大学, 自然・環境科学研究所, 助手 (50254462)
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Project Period (FY) |
1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 地震火災 / 兵庫県南部地震 / 緑被率 / リモートセンシング / ランドサットTM / 正規化植生指標 / 空中写真 |
Research Abstract |
1. 兵庫県南部地震の被災地域である阪神地域(神戸市、芦屋市、西宮市)を対象として、地震火災規模と震災前の緑被率、建ぺい率等市街地特性との相関を分析した。 (1) 町下目別市街地情報集計データより求めた市街地特性値(木造率、老朽建物率、容積率及び人口密度)と火災規模との相関を分析した結果、木造率、老朽建物率との相関が見られた。 (2) 空中写真による建ぺい率、緑被率に関する詳細な読みとり分析の結果、焼失面積の大きな火災において、高い建ぺい率と低い緑被率との関係が認められた。 (3) ランドサットTMより求めた正規化植生指標(NVI)を緑被率に換算して火災規模との関係を見た結果では、低い緑被率の地域の火災に大規模火災が多いことが認められた。 2. 兵庫県南部地震の直後に大きな延焼火災が発生した神戸市の長田地区と東灘地区を対象に、ランドサットTMデータを用いて制約条件付き最小自乗法により緑被率を求め、緑被率の分布と延焼火災区域との対応を考察した。まず、制約条件付き最小自乗法による土地被覆率の推定方法で比較的精度の高い緑被率を求め、2次元重み付き移動平均による緑被率の地域平均による評価方法を検討した。その結果を用いて、緑被率と大規模延焼火災の発生地域との関係を考察し、緑被率の低い地域に大規模延焼火災が生じていたことを具体的な場所により示した。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)