Project/Area Number |
10132226
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Toyohashi University of Technology |
Principal Investigator |
西山 久雄 豊橋技術科学大学, 工学部, 教授 (40135421)
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Project Period (FY) |
1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 1998: ¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
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Keywords | 不斉誘導 / ビスオキサゾリン / シクロプロパン化 / エポキシ化 / 錯体 / ロジウム |
Research Abstract |
錯体触媒開発では,反応を効率的かつ選択的に推進する遷移金属触媒の金属周りを飾る配位子分子の設計に大きく依存しておりその重要性が増していることが分かる.全く新しい窒素系配位子の設計と合成が望まれ,ならびに目的の触媒反応の検討が必要である.今回、フェニル基を中心結合とするPhebox配位子を設計し合成しなおかつRh,Pt,Pd金属上に結合させることに成功した.ロジウム錯体は、まったく新規な反応性をしめした.遷移金属ルイス酸としてアルデヒドのアリル化の触媒となることを見いだした.さらに不斉誘導を80%で示すことも明らかにした.さらに画期的なこととして錯体触媒が水存在下で回収再利用できることを見いだした. 一方これまでに開発した窒素系配位子Pyboxを用いて光学活性メビウス炭化水素であるトランスシクロオクテンの速度論的分割を考え検討したところ,ほぼ完全に分割することに成功した.また、配位錯体のX線構造解析に成功し右手化合物だけを選択的に配位できるることを明らかにした.同時に、光反応で生成するシクロオクテンを直接錯体上に光学活性体として捕捉する実験に成功した.以上のように、修飾錯塩の合理的設計により合目的反応が可能であることが直実に実証されつつある.
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Report
(1 results)
Research Products
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