Project/Area Number |
10134210
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
橋本 弘信 東京工業大学, 生命理工学部, 教授 (10016131)
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Project Period (FY) |
1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Keywords | 糖転移酵素 / ガラクトシルトランスフェラーゼ / シアリルトランスフェラーゼ / フコシルトランスフェラーゼ / 阻害剤 / 2基質複合体アナログ |
Research Abstract |
本年度は、シアリルトランスフェラーゼおよびフコシルトランスフェラーゼに対しては、分子設計における巾を広げるために、それらのグリコシル供与体であるCMP-シアル酸のアナログ2種およびGDP-フコースのアナログ1種の合成法を確立し、それらの転移酵素に対する挙動を明らかにした。また、α-1,3-ガラクトシルトランスフェラーゼ、β-l,6-N-アセチルグルコサミニルトランスフェラーゼ、およびα-2,6-シアリルトランスフェラーゼに対し、それぞれ、2基質複合体アナログをデザインし合成した。CMP-シアル酸のシアリルホスホナート型のアナログ、すなわち、グリコシド酸素を削除したアナログ2種のうち、そのα-異性体がα-2,6-シアリルトランスフェラーゼにより転移するのに対し,、アノマー位が天然型の立体配置を有するβ-異性体に転移能が見られないという興味ある事実を見いだした。また、GDP-フコースのフコース部分を5-チオフコースに置換したGDP-5-チオフコースを合成した。このアナログはα-1,3-フコシルトランスフェラーゼの基質となることが判明した。 α-1,3-ガラクトシルトランスフェラーゼに対する2基質複合体アナログ2種およびβ-1,6-N-アセチルグルコサミニルトランスフェラーゼに対する2基質複合体アナログ1種の合成法を確立し、それぞれし、現在活性の測定法等を検討中である。また、α-2,6-シアリルトランスフェラーゼに対する2基質複合体アナログについては、合成法をほぼ確立した。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)