古典線形論理に基づいた論理型言語に関する研究

Research Project

Project/Area Number	10139224
Research Category	Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
Allocation Type	Single-year Grants
Research Institution	Kobe University
Principal Investigator	田村直之神戸大学, 工学部, 助教授 (60207248)
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha)	林晋神戸大学, 工学部, 教授 (40156443)
Project Period (FY)	1998
Project Status	Completed (Fiscal Year 1998)
Budget Amount *help	¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000) Fiscal Year 1998: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Keywords	線形論理 / 論理型言語 / 静的解析
Research Abstract	Millerにより設計されたForumは,古典線形論理に基づいた仕様記述言語であり,RISCプロセッサの仕様記述,Algol風言語の仕様記述,SMLの仕様記述,関数論理型並列言語の仕様記述などに用いられており,ペンシルバニア州立大学,ハーヴェイ・マッド・カレッジ,セント・アンドリュース大学,マラガ大学,神戸大学などで処理系が開発されているが,Forumには効率的な実行が困難という問題点がある.本年度は,Forumの効率的実行を目標として,Forumプログラムの静的解析アルゴリズムの研究開発を行った.具体的には以下の研究開発を行った. ● Forumの実行過程,すなわち証明過程を有限のAND-ORグラフで表現する方法の研究 ● そのAND-ORグラフ上で,静的解析を行い,実行されないノードを取り除くことによって,最適化されたAND-ORグラフを作成するアルゴリズムの開発 ● 最適化されたAND-ORグラフを元に,Forumプログラムを効率良く実行する処理系の設計リスト整列プログラムをベンチマークとして,上記手法の有効性を調べた所,長さ6のリストの整列について,1000倍近い速度向上が得られた.