ソフトウェアクォークモデルに基づく発展パターンの発見と発展支援
Project/Area Number |
10139228
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Wakayama University |
Principal Investigator |
鰺坂 恒夫 和歌山大学, システム工学部, 教授 (30175864)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
沢田 篤史 京都大学, 大型計算機センター, 助教授 (40273841)
満田 成紀 和歌山大学, システム工学部, 助手 (10283954)
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Project Period (FY) |
1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1998: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | 発展的ソフトウェア / 意味モデル / 波及解析 / ソフトウェア設計 / プログラム解析 / ミドルウェア |
Research Abstract |
今年度の研究実績は大きく次の2項目である.(1)ソフトウェアクォークモデル(SQM)を用いたソフトウェア発展のための解析.(2)発展性の高いソフトウェアの開発に必要なミドルウェア.これら二つの研究はソフトウェアの意味情報階層に沿って連なる.SQMは意味情報階層の最深部にあってソフトウェアの微視的な解析を可能にした.既存のソフトウェアを発展させるためにはこの階層での解析が有効である.一方,新たに開発するソフトウェアに発展性をもたせるため,より上位の意味階層の明確な分割をはかった.局面情報(モデルやビューを記述する階層)を整構造的に扱うデータサーバ,表現や操作に関する情報をさらに分割して発展性を確保するユーザインタフェースサーバの二つのミドルウェアでこれを実現した. SQMによる解析では,意味情報の垂直的組合せ集合に対する解析を進展させるため,下流からのアプローチ,すなわちプログラムレベルの水平解析(Cプログラム対象)を完成させた.これをすでに蓄積している上流プロダクトの解析結果と比較することにより,要求される機能をプログラムとして形成するためだけに必要となるハウスキーピング的な論理を反映した意味要素を特定し,除去する方法に手がかりを与えた. データサーバについては,局面情報のトポロジと意味制約を分離し,スキーマ定義をモジュール化することによって,局面情報レベルでのソフトウェア発展性を作り込めるものとした.ユーザインタフェースサーバでは,意味情報階層の上層部に従来からある表現情報に加えて,操作情報とパネル情報を独立して規定することにより,アプリケーションとユーザインタフェースの双方が干渉なく発展性を確保できるようにした.
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)