形状が動的に変化する広域計算機網上の分散ソフトウェアの理論
Project/Area Number |
10139230
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
藤田 聡 広島大学, 工学部, 助教授 (40228995)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山下 雅史 九州大学, 大学院システム情報科学研究科, 教授 (00135419)
伊東 靖英 広島大学, 工学部, 助手 (80243591)
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Project Period (FY) |
1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 分散システム / 広域ネットワーク / ソフトウェア発展 / 分散データ構造 / 同期メカニズム / 協調メカニズム |
Research Abstract |
本研究では今後急増するであろう分散ソフトウェアの開発・保守に要するコストの社会的な重要性に着目し、以下のような観点から発展可能な広域分散計算機網上の分散ソフトウェアの構築方法について考察した. (1)分散データ構造を利用した協調機構の実現に向けて,動的負荷分散問題を例とした分散データ構造の実装・評価をおこなった.本手法では低負荷ノードに関する情報を共有するためのメカニズムを動的集合を保持するための分散データ構造によって実現し、LAN上で動作させることに成功した. (2)仕様の変化に対して発展的に適応可能な分散ソフトウェアの実現に向けて、共有資源数が変化した場合にもうまく発展的に適応できる分散相互排除アルゴリズムの提案とその理論的な評価をおこなった.具体的にはコーラム合意と呼ばれる資源数1の場合に対する相互排除アルゴリズムに適切に重みづけをすることで、資源数の変化に動的に対応できることをあきらかにした.
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)