半導体マイクロデバイス表面の生体分子アーキテクチャーり構築
Project/Area Number |
10145246
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kyushu Institute of Technology |
Principal Investigator |
鈴木 正康 九州工業大学, 情報工学部, 助教授 (70226554)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
浅野 種正 九州工業大学, マイクロ化総合技術センター, 教授 (50126306)
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Project Period (FY) |
1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1998: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | バイオターゲティング / 抗体 / バイオセンサ / 免疫センサ / マイクロデバイス / ビオチン / アビジン / 表面プラズモン共鳴センサ |
Research Abstract |
本研究はバイオターゲッティング分子をマイクロデバイス上の、特定の2次元微細パターン上、さらには3次元構造の特定部位に効果的に機能発現できるように提示する技術の開発を究極の目的とする。本年度は2次元微細パターン上への位置及び配向選択的な抗体分子のアーキテクチャー構築技術の開発を目的とした。すなわち複数種の抗体分子をホトリソグラフィーの技術を応用して段階的に光パターニングを行いながら抗体を固定化していく方法を検討した。 まず段階的にホトリソグラフィーを行うための光反応性膜材料を検討した。その結果、ポジ型のレジストであること、現像条件が温和であること、抗体の吸着性が低いこと、という3条件を満たす技術としてオクタデカンチオールの単分子膜を採用した。次に金薄膜への抗体の固定化法を検討した。抗体の結合量、抗原との反応時の応答の大きさ、センサの安定性の3つの視点から8種類の方法を評価したところ、メルカプチド形成法とプロティンG・抗体架橋法が最も良い結果であったが、これらの方法でも応答性は十分ではなかった。そこでビオチンとアビジンのようなアフィニティリガンドを利用した自己集積化に基づく抗体固定化法を検討した。今回は予備実験として、システィンで金薄膜を修飾してアミノ基を導入し、グルタルアルデヒドで活性化してアビジンを結合させ、そこへビオチン標識抗体を固定化した。この方法で抗ヒトIgGを固定化したセンサでヒトIgGの測定が可能であった。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)