脳を標的としたバイオターゲティングとその遺伝子のクローニング
Project/Area Number |
10145252
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Fujita Health University |
Principal Investigator |
澤田 誠 藤田保健衛生大学, 総合医科学研究所, 助教授 (10187297)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
今井 文博 藤田保健衛生大学, 医学部, 講師 (20288476)
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Project Period (FY) |
1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1998: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | ミクログリア / 遺伝子導入 / 脳特異的 / バイオターゲティング / 血液脳関門 |
Research Abstract |
1 脳特異的な細胞移入の調節メカニズムの検討 ラット個体を用いてミクログリアの脳特異的侵入の条件を検討し、外来遺伝子を脳に特異的に発現させることに成功した。また、導入した遺伝子産物の活性測定によって細胞の移入量を定量することができるようになった。 (1) マクロファージ注入の場合、脳にはほとんど蛍光細胞が見られないが肝臓には多く見られた。ミクログリア注入の場合には脳には多く、肝臓にはわずかしか見られなかった。 (2) lacZ発現ベクターを導入した細胞を注入したラット脳切片でlacZ陽性細胞が確認できた。 (3) 2と同様の切片でのβ-galactosidase活性が検出できた 2 組換えファージの生物活性のスクリーニングの確立 培養脳血管内皮細胞による再構成血液脳関門システムでミクログリアの血液脳関門を形成している血管内皮細胞への特異的接着現象が再現できるようになった。 3 脳特異的な細胞移入に関与する分子の単離同定 ミクログリア細胞株からmRNAを精製してcDNAを合成し、ファージディスプレイライブラリーに組み込みをおこなった。また、ランダムペプチドライブラリーも作成し脳特異的接着に関わる脳側の因子(ホーミングレセプター)の検索も行える準備が整った。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)