Project/Area Number |
10147101
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | National Astronomical Observatory of Japan (2000-2001) The University of Tokyo (1998-1999) |
Principal Investigator |
長谷川 哲夫 国立天文台, 電波天文学研究系, 教授 (50134630)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小山 勝二 京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (10092206)
林 正彦 国立天文台, ハワイ観測所, 教授 (10183914)
佐藤 修二 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 教授 (50025483)
観山 正見 国立天文台, 理論天文学研究系, 教授 (00166191)
芝井 広 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 教授 (70154234)
小川 英夫 大阪府立大学, 総合科学部, 教授 (20022717)
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Project Period (FY) |
1998 – 2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥109,400,000 (Direct Cost: ¥109,400,000)
Fiscal Year 2001: ¥12,800,000 (Direct Cost: ¥12,800,000)
Fiscal Year 2000: ¥11,400,000 (Direct Cost: ¥11,400,000)
Fiscal Year 1999: ¥5,000,000 (Direct Cost: ¥5,000,000)
Fiscal Year 1998: ¥80,200,000 (Direct Cost: ¥80,200,000)
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Keywords | 星の誕生 / 銀河 / マゼラン雲 / 数値シミュレーション / 星間物質 / 電波天文学 / 赤外線天文学 / X線天文学 / 理論天体物理学 |
Research Abstract |
総括班として「マゼラン星雲大研究」の研究目的を達成するために、以下の活動を行った。 1.領域の運営:総括班会議を開催し、研究の進捗状況や問題点、領域研究の取りまとめ、成果公表の方針について話し合った。 2.研究会の開催:2〜3の研究班にまたがる中規模のワークショップを開催し、研究の総合化を行った。1月に「マゼラン星雲研究会」を開催し、研究の成果をまとめた。 3.計画研究A02-ウの補助:気球望遠鏡による観測を補助した。 4.国外出張の補助:本特定領域の研究を遂行するために必要な観測・研究発表等のための国外出張を補助した。 5.情報の流通:「マゼラン星雲大研究ホームページ」を運営し、また必要に応じてメーリングリスト等も利用して、研究成果や研究会の案内等を周知した。 6.その他:研究の進捗にともない新たに必要となった測定器、実験器具類を調達した。 4年間の領域研究の総括を行った。南アフリカ天文台に設置された1.4m望遠鏡と3色同時撮像近赤外カメラSIRIUSが稼動して、大マゼラン雲の星のサーベイが行われ、多数の若い星団が分子雲中に検出された。現在は観測範囲を拡大して、大マゼラン雲の全域をカバーする観測が精力的に進められている。X線観測衛星Astro-Eは残念ながら軌道投入に失敗したが、「あすか」衛星のデータから小マゼラン雲中に多数のX線パルサーを発見するとともに、Chandra衛星による星形成領域の観測を進めた。大小マゼラン雲の星間物質、特にその分子成分の詳細なマップが作成された。大マゼラン雲の分子雲が銀河系の分子雲と比較され、大マゼラン雲では明らかな星形成を伴わない巨大分子雲が多いことが見いだされた。これらのデータを総合的に理解するために、数値シミュレーションを用いた星・惑星系形成の理論研究が進められ、宇宙初期における最初の星の誕生から、現在の惑星系形成にいたるプロセスが示された。
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