Project/Area Number |
10149224
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
大須賀 篤弘 京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (80127886)
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Project Period (FY) |
1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | ポルフィリン / メゾ-メソ結合 / メゾ-ベータ結合 / ポルフィリン多量体 |
Research Abstract |
1、 5,15-ジアリール置換亜鉛ポルフィリンの銀塩酸化によるメゾーメゾ結合ポルフィリンアレーの合成は銀塩による一電子酸化により進行すると考えられ、電極酸化によっても同様な反応をおこなうことができることがわかった。電極酸化により、ポルフィリン8量体までを単離した。 2、 電極酸化は、基質の酸化電位に合わせて電位を設定できるので銀塩では酸化できない5,15-ジアリール置換金属ポルフィリンの酸化が可能である。亜鉛錯体やマグネシム錯体からは、メゾーメゾ結合ポルフィリン2量体が生成し、パラジウム錯体やニッケル錯体からはメゾーベータ結合ポルフィリン2量体が生成することがわかった。これらの位置選択性はすこぶる高いが、金属ポルフィリンのHOMOの性質の差によって説明できる。 3、 中央にメゾーメゾ結合反応をしうる亜鉛ポルフィリンをもち、両側をベータアルキル置換ポルフィリンのニッケル錯体とした直線上ポルフィリンを銀塩酸化したところ、風車型の形状をしたポルフィリン多量体が高収率で得られることがわかった。3量体から6量体や9量体が合成でき、5量体から10量体や15量体、そして7量体からは14量体が得られた。これらをすべて亜鉛錯体とした化合物では周辺のポルフィリンから中央のポルフィリンへの励起エネルギー移動が効率良く進行する事が判明した。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)