選択的スプライシングによるフィブロネクチンの活性化と癌細胞増殖制御
Project/Area Number |
10152268
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
関口 清俊 大阪大学, 蛋白質研究所, 教授 (50187845)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
福田 友彦 日本学術振興会, 特別研究員
真鍋 理一郎 大阪大学, 大阪府立母子保健総合医療センター研究所, 研究員 (30280837)
李 紹良 大阪大学, 蛋白質研究所, 助手 (40252720)
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Project Period (FY) |
1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 1998: ¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
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Keywords | フィブロネクチン / 選択的スプライシング / 細胞増殖 / ノックアウトマウス / トランスジェニックマウス |
Research Abstract |
フィブロネクチンのEDAおよびEDB領域での選択的スプライシングの生理的意義をトランスジェニックマウス(Tgマウス)およびノックアウトマウス(KOマウス)を作成して解析した。主な成果は以下の通りである。 1. Cre-loxPシステムを利用したジーンターゲティング法を用い、EDBエクソンだけを欠失させたマウスを作成することに成功した。このマウスは見かけ上正常に発生し、生殖能も保持していた。EDBを含むフィブロネクチンは成体組織では軟骨に特異的に発現しているが、EDB-/-マウスの骨形成には異常は認められず、また骨折治癒過程においても著明な差は観察されなかった。しかし、EDB-/-マウス胚から得た線維芽細胞のinvitroでの増殖を対照のEDB+/+マウスから得た線維芽細胞と比較した結果、EDB-/-マウスから得た線維芽細胞は対照の細胞と比べて有意に増殖速度が低下していることが判明した。EDB-/一の線維芽細胞はEDB+/+の細胞と比べ、フィブロネクチンマトリックスの形成が有意に低下しているので、in vitroでの増殖速度の低下はフィブロネクチンマトリックスからインテグリンを介して細胞内に伝達される増殖シグナルの低下に起因するものと推定された。 2. EDAもEDBも含まないアイソフォームのcDNAを導入したTgマウスを作成した。しかし、これらのマウスより調製した線維芽細胞では組換えフィブロネクチンの有意な発現が認められず、フィブロネクチン遺伝子の非生理的な発現が胎生致死となる可能が示唆された。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)