Project/Area Number |
10153209
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
大泉 康 東北大学, 薬学部, 教授 (00006355)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松永 公浩 東北大学, 薬学部, 助手 (90222306)
中畑 則道 東北大学, 薬学部, 助教授 (60045804)
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Project Period (FY) |
1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1998: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Keywords | 海洋微生物 / ハレナキノン / アポトーシス / P13キナーゼ / ゴニオドミンA / 血管新生阻害 / ズーザンテラトキシンA / MAPキナーゼ |
Research Abstract |
種々の天然生理活性物質のPI3キナーゼに対する作用を検討したところ、抗腫瘍活性の海綿成分ハレナキノンがPI3キナーゼ活性を抑制することを見いだした。最近、アポトーシスの防止にはPI3キナーゼが必要であることを示唆するデータが報告されている。そこでまず、ハレナキノンのアポトーシス誘導作用を細胞レベルで検討する目的で、PC12細胞にハレナキノンを作用させたところ、アポトーシスに特有の細胞の核の形態変化、DNAの断片化が観察された。さらに、ハレナキノシは時間依存的および濃度依存的にアポトーシスを誘導し、そのEC_<50>値は約10μMであった。アポトーシスの誘導に際してJNKが活性化することが報告されており、JNKの阻害物質であるN-アセチルシステインおよびcpt-AMPのハレナキノンによるアポトーシス誘導に対する作用を検討したところ、ハレナキノンによるアポトーシスはN-アセチルシステインによって有意に抑制されたが、cpt-AMPにはほとんど影響を受けなかった。ハレナキノンのPI3キナーゼ阻害作用とアポトーシス誘導作用との関連を詳細に討することが今後の課題である。 海洋渦鞭毛藻のマクロライド成分であるゴニオドミンAが非常に低濃度で著しく血管新生を阻害することを見出した。その作用は血管内皮細胞の集合までの過程には影響せず、血管内皮細胞が集合した状態で管腔形成過程のみを特異的に抑制するという極めて興味ある事実を発見した。このような物質は、現在まで知られておらず注目される。渦鞭毛藻のマクロライト成分ズーザンテラトキシンAが用量依存的に細胞内Ca^<2+>濃度の上昇を引き起こし、MAPキナーゼカスケードを活性化することを明らかにした。MAPキナーゼはがん化のシグナル伝達に深くかかわっていることから、今後、ズーザンテラトキシンAによるMAPキナーゼ活性化の作用機構を詳細に解析する。
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Report
(1 results)
Research Products
(7 results)