Project/Area Number |
10153244
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
馬場 嘉信 徳島大学, 薬学部, 教授 (30183916)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
林 健志 九州大学, 遺伝情報実験施設, 教授 (00019671)
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Project Period (FY) |
1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 1998: ¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
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Keywords | キャピラリー電気泳動 / マイクロチップ / SSCP / PCR / がん / 遺伝子診断 |
Research Abstract |
マイクロチップ化したキャピラリー電気泳動によるがんの超高性能遺伝子診断システムの開発を目的として研究を進め、以下の点について明らかにした。 1. マイクロチャンネルを泳動するDNAを高感度検出するためのレーザー蛍光検出装置を開発し、DNAの単一分子検出に成功した。さらに、この装置により、泳動中のDNAダイナミクスを詳細に検討し、DNAの高速解析のための条件を確立した。 2. シンクロトロン放射光を利用したLIGAプロセスにより、nLオーダーのPCRを可能にするマイクロチャンバーを形成し、マイクロチャンバーで増幅されたDNAを高速に解析するために、わずか1mmの幅に20本のマイクロチャンネルアレイを形成した。この新たなマイクロチップにより、多数の遺伝子を同時に検出することが可能になった。 3. さらに、F-SSCPとマイクロチップ化キャピラリー電気泳動システムを有機的に結合したシステムを開発するために、種々の1本鎖DNAを解析し、その最適条件を検討した。これらの検討を基礎に、超高速・高精度なDNA解析システムの開発に成功した。 これらの成果は、がんの遺伝子診断を高速化・高精度化する上で重要な貢献をなすものである。以上の研究成果を基礎に、研究の次の段階においては、多数のがん遺伝子・がん抑制遺伝子を同時に解析できる1000本のマイクロチャンネルアレイシステムを開発することにより、1000種の遺伝子サンプルをわずか30秒程度で同時に測定可能なシステムの開発に着手する。さらに、従来、誰も開発に成功していない、小型レーザーおよびチップ型検出装置を開発し、手のひらサイズの携帯型超高性能遺伝子診断システムの開発に着手する予定である。
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