ロイシンリッチリピートタンパクによる免疫システム制御機構の解析
Project/Area Number |
10153251
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | 佐賀医科大学 |
Principal Investigator |
三宅 健介 佐賀医科大学, 医学部, 助教授 (60229812)
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Project Period (FY) |
1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 1998: ¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
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Keywords | B細胞 / RP105 / ロイシンリッチリピート / ノックアウトマウス / 遺伝子クローニング |
Research Abstract |
RP105はマウスβ細胞表面に発現されるLeucine-rich repeat(LRR)タンパクである。抗体によって架橋されると活性化シグナルを伝達し、アポトーシスに対する耐性や著明な増殖を誘導する。この分子に会合するタンパクの遺伝子単離、ノックアウトマウスを用いたシグナル伝達機能の解析、ヒトRP105についての解析を行った。 1) RP105に会合する分子MD-1の遺伝子単離。マウスB細胞株M12からRP105に対するモノクロナール抗体を用いて、RP105とともに共沈降される22/25kDの分子を精製し、アミノ酸配列、遺伝子クローニングを行った。この分子は分泌タンパクであるが、RP105と会合することにより、細胞表面にも存在しうる。MD-1はRP105の細胞表面での発現をより安定にする。 2) ノックアウトマウスを用いたシグナル伝達経路の解析。RP105の下流に位置するシグナル伝達経路について、種々のノックアウトマウスのB細胞の、RP105に対する反応性を調べることで解析した。RP105のシグナル伝達に関わっている分子は、lyn、btk、Erk-specific MAP kinase、protein kinase CβI/II、c-rel,nfkb1(p105)などであり、複数のシグナル伝達経路の関与が明らかになった。これはオーストラリアGerondakis、ドイツTarakhovsky両博士との共同研究である。 3) ヒトRP105について、モノクロナール抗体の作製とそれを用いた機能的解析。ヒトRP105に対するモノクロナール抗体の作製に成功した。ヒトにおいてもRP105はB細胞に発現されており、活性化シグナルを伝達する。現在、佐賀医科大学膠原病内科と共同研究で自己免疫疾患等の患者の抹消血など調べてRP105の発現と疾患との関わりを調べている。 4) RP105のノックアウトマウスの作製に成功し、現在、解析を進めている。
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Report
(1 results)
Research Products
(9 results)