分子構造情報としてのアンチセンスペプチドホモロジーボックス
Project/Area Number |
10157219
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
岡田 秀親 名古屋市立大学, 医学部, 教授 (30160683)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
土肥 名月 名古屋市立大学, 医学部, 技官 (60260791)
岡田 則子 名古屋市立大学, 医学部, 助手 (20160682)
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Project Period (FY) |
1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | アンチセンスペプチド / センスペプチド / 高次構造 / Antisense Homology Box / エンドセリンレセプター / C5aレセプター / C3 / 溶血活性 |
Research Abstract |
ダブルストランドDNAのうち、ネガティブストランドDNAに相補的なRNAを想定し、それにより翻訳されると仮定したときのペプチドをアンチセンスペプチド(AS-P)を人工的に合成すると、元のペプチド(センスペプチド;S-P)と相互反応を起こすことが多い。このS-PとAS-Pの相互反応が蛋白質分子内でペプチド間相互反応を起こすことにより、分子の高次構造の形成や維持に得割を果たしていると考えた。S-PとAS-Pの関係を重複している部位をアンチセンスホモロジーボックス(Antisense Homology Box:AHB)と命名し、AHV部位のペプチド(AHB-P)を作用させると分子の立体構造に変化を起こさせ、蛋白質分子の機能を阻害したり、あるいは増強したりする変化を及ぼすことができる。 すでにエンドセリンレセプターやC5aレセプターの分子機能にAHB-Pが作用を及ぼすことを確認できたので、可溶性蛋白質のモデルとして補体第3成分(C3)分子の機能に対するAHB-Pの作用を解析した。 C3分子内には34個所にAHBが認められたので、それらの部位に相当するAHB-Pを合成した。合成した32種類のAHB-Pのうちで、6種類のAHB-Pが補体C3の溶血活性を阻害する作用を示した。C3とAHB-Pとを反応させたあと、Sephadex G25を用いたゲル濾過法により、C3からAHB-Pを除してもC3の溶血活性の回復は認められなかった。このことから、AHB-PによるC3分子の構造変化は不可逆的であると考えられた。このことは、C3の吸収スペクトルの変化にも現れていた。
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Report
(1 results)
Research Products
(13 results)