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マウスの新規な始原生殖細胞増殖因子TERFの単離,同定及び機能解析

Research Project

Project/Area Number 10160209
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionShizuoka University

Principal Investigator

野口 基子  静岡大学, 理学部, 助教授 (40021951)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 野崎 正美  大阪大学, 微生物病研究所, 助教授 (30189394)
Project Period (FY) 1998
Project Status Completed (Fiscal Year 1998)
Budget Amount *help
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1998: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Keywordsマウス / 始原生殖細胞 / 細胞増殖因子 / ter遺伝子 / コンデイションド メデイウム / アポトーシス / 生殖細胞培養 / 生殖細胞欠損
Research Abstract

マウスの始原生殖細胞(PGC)の欠損を引き起こすter(teratoma、Chr.18)突然変異遺伝子を持つterコンジェニック系統は、PGCの生存や増殖の分子的機構にかかわる新規の細胞増殖因子の存在を示唆した。即ち、+/+胎仔精巣の体細胞は、その細胞培養液(コンデイションドメデイウム、CM)中にPGCの生存を支持し、その結果PGCが増殖する成分を分泌し、ter体細胞のCMはPGCの生存を阻害した。本研究は、+/+胎仔精巣体細胞の産生するPGC増殖因子(TER Factor,TERFと命名)並びにter体細胞の欠陥因子を同定し、それらのコード遺伝子を単離し、PGCの発生におけるれらの因子の機能を明らかにすることを目標とした。terコンジェニック系のter/ter、+/terおよび+/+胚を用い、PGC培養系をアッセイ系として、CM中のTERFの同定を進め、体細胞膜とPGCの細胞膜を介して作用する膜結合型TERFが存在するか否か、またterPGC自体に欠陥があるかを、PGCと体細胞をter遺伝子型間で交換培養し解析した。
1) 効果を確認するためCMを数系統の発生の数段階のPGC培養系に添加すると、+/terおよび+/+CMはPGCのDNA合成期及び細胞分裂期には関与しないが、PGCのアポトーシスを抑制しPGCは増殖した。terCMではいずれのPGCもアポトーシスをおこした。有効成分は、熱変性、凍結耐性、分子量30,000-100,000、無血清培地で失活した。更にクロマト等を組み合わせ、有効成分の単離と同定を進めた。
2) 発生の数段階のterおよび+/+PGCを単離して、+/+体細胞と共培養すると、いずれのPGCも増殖したが、ter体細胞との共培養では、アポトーシスを起こした。このPGC欠損は、+/+CMを添加しても回復しなかった。よって、膜を介して作用する膜結合型TERFの存在と、terPGC自体は正常な生存能と増殖能があることがあることが確認された。

Report

(1 results)
  • 1998 Annual Research Report

URL: 

Published: 1998-04-01   Modified: 2016-04-21  

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