Project/Area Number |
10163247
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Tokyo Metropolitan Organization for Medical Research |
Principal Investigator |
藤沢 淳子 財団法人東京都臨床医学総合研究所, 細胞生物学研究部門, 研究員 (60209038)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
栗崎 知浩 財団法人東京都臨床医学総合研究所, 細胞生物学研究部門, 研究員 (90311422)
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Project Period (FY) |
1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | メタロプロテアーゼ / ディスインテグリン / ADAM / 筋形成 / メルトリンα / メルトリンβ / メルトリンγ / 細胞分化 |
Research Abstract |
プロテアーゼは、 形態形成や細胞分化の過程にも重要な役割を果たしていることがわかってきている。私達はそのような役割を担いうる遺伝子群のひとつ、ADAM(a Metalloprotease andDisintegrin)ファミリーに属するメルトリンα、β、γの形態形成・細胞分化における役割を探っている。 今年度の最大の成果は、メルトリンα遺伝子の個体における機能を探るためにそのノックアウトマウスを作製したことである。 メルトリンαノックアウトマウスのホモ個体は一部胎生致死になることがわかった。 またより正確なデータを得るためにノックアウトマウスの複数系統へのバッククロスを行っている。 その中で、一部のhomozygoteの胎盤の血管形成不全を見いだしている。現在、生まれてきたホモ個体に関し、骨格筋の再生能に異常がないか、などの問題に対して検討を行っている。 また、メルトリンのメタロプロテアーゼの基質を検索している。メルトリンαのディスインテグリンドメインを含む可溶性蛋白質を精製し、それがファイブロネクチンリセプターを高発現する細胞と高い結合能を示すことを明らかにした。その結合能およびその細胞生物学的意義に関し、さらに解析を進めている。 メルトリンβは、後根神経節など末梢神経の生ずる領域、及び分化後の胎仔・新生仔期の筋細胞で強い発現が見られ、メルトリンαとは異なる役割を果たしていると考えられる。そこで現在、個体におけるメルトリンβの役割を調べるため、メルトリンβ遺伝子を単離し、メルトリンβ遺伝子ノックアウトマウスを作成しようとしている。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)