Project/Area Number |
10166205
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
新井 洋由 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 助教授 (40167987)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
有田 誠 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 助手 (80292952)
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Project Period (FY) |
1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | マラリア |
Research Abstract |
我々の研究室は動物細胞における脂質代謝の研究を主に行っており、本研究の目的はマラリア感染の機構およびその予防について「脂質」という側面から解析を試みることである。我々は本年度の研究の過程で、ある種の餌を与えたマウスが全くマラリアに感染しなくなるという興味深い事実に遭遇した。すなわち、ビタミンE欠乏飼料を約30日間与えたマウスに対してマラリア原虫を注入しても全く原虫が増殖しないことを発見した。さらにこの飼料にビタミンEを添加してもマラリア原虫の感染が全く起こらないことから、マラリア耐性の原因はビタミンEが欠乏することにあるのではなく、むしろビタミンE欠乏飼料にあると考えられた。この意外な発見は、ビタミンE欠乏飼料の成分中にマラリア感染に対して防御的にはたらく因子が存在する可能性、あるいはマラリア感染にとって必要な因子が欠けている可能性などを示唆する。そこで今後は、ビタミンE欠乏飼料のそのような因子について様々な分析手段を駆使して検討し、活性因子の同定を目指す。さらにこれらの研究成果を足がかりに、将来的にはマラリア増殖の抑制機構を分子レベルで解明し、抗マラリア薬の新たなターゲットを世の中に提供していきたいと考えている。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)