熱帯熱マラリア原虫SERA抗原遺伝子の遺伝子多型と血清疫学的解析
Project/Area Number |
10166209
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
川本 文彦 名古屋大学, 医学部, 助教授 (40115556)
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Project Period (FY) |
1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | 熱帯熱マラリア原虫 / 遺伝子多型 / SERA抗原遺伝子 / Exon II / CS抗原遺伝子 / ベトナム / インドネシア / ミャンマー |
Research Abstract |
(1) SERA抗原ExonII遺伝子の遺伝子多型と地理的分布 世界各地から採集した69例の熱帯熱マラリア野生分離株のSERA抗原ExonIIの遺伝子多型を調査した。今回、これまで調査していなかった中央部の保存領域の塩基配列も調査した結果、中央部はよく保存されていることが判明した。現在、ミャンマーとインドネシアから得られた野生株の遺伝子解析を集中的に行っているが、基本的にはFCR3型とK1型が多く、両型は東南アジアに広く分布しているものと考えられる。 (2) CS抗原遺伝子のC末端非反復配列領域の変異 ベトナムとインドネシアから得た野生分離株67株を用いて、GS抗原遺伝子のTh2RとTh3Rの二つTcellエピトープを含むC末端非反復配列領域の変異を調べた。ベトナムから得られた野生分離株より新型の13個のアレルが見いだされ、ほとんどの変異がTh2RとTh3Rの領域に集中して存在していた。一方、インドネシアから得た6分離株はいずれも既知の型で、1例がWellcome株と同じであり他の5例はタイで見いだされたI型と判明し、ベトナム分離株との違いが大きくクローズアップされた。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)