Project/Area Number |
10171230
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Himeji Institute of Technology |
Principal Investigator |
渡辺 憲二 姫路工業大学, 理学部, 教授 (00079691)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
織井 秀文 姫路工業大学, 理学部, 助手 (70211836)
阿形 清和 姫路工業大学, 理学部, 助教授 (70167831)
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Project Period (FY) |
1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 1998: ¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
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Keywords | プラナリア / 新生細胞 / Na^+ / K^+-ATPase / vasa-like gene |
Research Abstract |
プラナリア成体の幹細胞(新生細胞)に外来遺伝子をを導入するために、ベクターの開発および、新生細胞の分子的特徴づけを行なった。ベクターの構成要素であるプロモーター、選択遺伝子の開発を終えた。プロモーターとして、プラナリアEFlおよびEF2遺伝子の5'プロモーター領域の遺伝子配列をuniversalPCR法により決定した。選択遺伝子として、プラナリアNa^+/K^+-ATPase遺伝子をin vitro mutagenesisで改変し、ウアバイン耐性Na^+/K^+-ATPase遺伝子を作成した,プラナリア成体への遺伝子導入をパーティクルガン、電気穿孔法により試みた。プラナリア用のベクターがまだ完成していないので、CMVプロモーターにGFPをつないだベクターを用いたが、有意なシグナルをえることができなかった。一方で、遺伝子導入の標的となる新生細胞の分子的な特徴づけが進んだ。新生細胞は細胞増殖と全能性で特徴づけられる。増殖に関して、DNA複製複合体の構成分子であるPCNA遺伝子をプラナリアでクローニングし、また、PCNAタンパク質特異抗体を作成した。PCNAが間充織に散在する新生細胞に特異的に発現していることを確認した。全能性に関しては、新生細胞のクロマトイド小体が卵の生殖顆粒に類似していることに注目し、生殖顆粒の構成要素の一つであるvasa遺伝子をプラナリアで探索した。結果、vasa-like gene A(vlgA)のクローニングに成功した。vlgAの発現をin situ hybridizationにより調べたところ、間充織スペースの新生細胞で発現することがわかった。再生過程において、vlgAは再生芽そして再生咽頭で発現し、これは新生細胞から一段分化の進んだ再生細胞においてもVlgAが残存しているか、または、なんらかの機能をはたしているものと考えられた
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)