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小脳顆粒細胞・細胞系譜における細胞死・細胞生存調節

Research Project

Project/Area Number 10176222
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionKobe University

Principal Investigator

石崎 泰樹  神戸大学, 医学部, 助教授 (90183003)

Project Period (FY) 1998
Project Status Completed (Fiscal Year 1998)
Budget Amount *help
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Keywords小脳顆粒細胞 / 神経栄養因子仮説 / 細胞死 / 細胞生存 / アポトーシス / 中枢神経細胞
Research Abstract

高等動物でニューロンの数がどのようにして決められているのかに関しては不明の点が多いが、神経栄養因子仮説が示唆するように、ニューロンの生存調節が大きな役割を果たしているように思われる。しかしながら神経栄養因子仮説は飽くまでも最終分裂を終え分化を開始したニューロンの生存調節に関する仮説であり、神経栄養因子を競合することによる淘汰を受ける以前の分化直後のニューロンの数がどのようにして決められているか、また最終分裂前のニューロン前駆細胞がどのような生存調節を受けているかについては何も教えてくれない。本研究では小脳顆粒細胞・細胞系譜の分化の各段階で細胞がどのような生存調節を受け、それがどのように変化していくのかを詳細に解析することを目的とした。
早期小脳顆粒細胞・前駆細胞(rhombic lip cells,RLC)を胎生14日目のC57BL6マウス胎児小脳原基のrhombic lipから、外顆粒層細胞(external granule cells,EGC)を生後7-8日目のC57BL6マウス小脳から調製し、各々のin vitro培養系における生存調節を比較した。両者共に高細胞密度では高い生存率を示したが細胞密度が低い条件では細胞死が誘導された。RLCではIGF-1及びbFGFなどの添加により低細胞密度培養系の生存率は上昇したが、EGCでは既知の因子を様々に組み合わせて添加しても低細胞密度培養系の生存率を上昇させることはできなかった。またRLCでは高細胞密度培養系からの馴らし培地により低細胞密度培養系の生存率が上昇したが、EGCでは高細胞密度培養系からの馴らし培地に顕著な効果は認められなかった。これらの結果より、RLCではその生存に自己分泌性の液性因子が必要で、あること、EGCもその生存に他のEGCからの何らかのシグナルが必要であることが示唆された。

Report

(1 results)
  • 1998 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

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All Publications (1 results)

  • [Publications] 三須 良實: "別冊・医学の歩み 「神経細胞死制御」" 医歯薬出版株式会社, 262 (1998)

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      1998 Annual Research Report

URL: 

Published: 1998-04-01   Modified: 2016-04-21  

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