Project/Area Number |
10178102
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
村松 喬 名古屋大学, 医学部, 教授 (00030891)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
菅原 一幸 神戸薬科大学, 薬学部, 教授 (60154449)
羽渕 脩躬 (羽淵 修躬) 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (90024067)
木全 弘治 愛知医科大学, 分子医科学研究所, 教授 (10022641)
柳下 正樹 東京医科歯科大学, 歯学部, 教授 (70132793)
齋藤 政樹 (斎藤 政樹) 国立がんセンター研究所, ウィルス部, 部長 (60012762)
田井 直 東京都, 臨床医学総合研究所, (研究職)部長 (70112092)
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Project Period (FY) |
1998 – 2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥252,100,000 (Direct Cost: ¥252,100,000)
Fiscal Year 2000: ¥80,000,000 (Direct Cost: ¥80,000,000)
Fiscal Year 1999: ¥78,000,000 (Direct Cost: ¥78,000,000)
Fiscal Year 1998: ¥94,100,000 (Direct Cost: ¥94,100,000)
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Keywords | プロテオグリカン / コンドロイチン硫酸 / ヘパラン硫酸 / シンデカン / プロテインホスファターゼ / ミッドカイン / 異種抗原 / N-アセチルガラクトサミニルトランスフェラーゼ / 糖鎖シグナル / スルホトランスフェラーゼ / ガングリオシド / スルフォトランスフェラーゼ / L-セレクチン / フコシダーゼ / 糖鎖硫酸化 / シグナル入力 |
Research Abstract |
シンデカン-4のノックアウトマウスの解析から、シンデカン-4上のヘパラン硫酸プロテオグリカン鎖は胎盤での血液凝固の防止と腎臓での生体防御に役立つことが判明した。ヘパリン結合性の成長因子ミッドカインの受容体の1つはコンドロイチン硫酸プロテオグリカンである受容体型プロテインホスファターゼ(PTPζ)であるが、ミッドカインが識別するコンドロイチン硫酸鎖はE鎖でしかもデルマタン硫酸ドメインをもつことがコンドロイチン硫酸Eとの反応性およびコンドロイチナーゼB消化の結果判明した。ミッドカインとPTPζの識別は神経細胞の移動のみならずその生存、そして骨芽細胞の移動においても重要であった。ホルモン糖タンパク質の糖鎖合成に関与するN-アセチルガラクトサミン-4-スルホトランスフェラーゼをcDNAクローニングした。従来のN-アセチルグルコサミン-6-スルホトランスフェラーゼとは基質特異性の異なるN-アセチルグルコサミン-6-スルホトランスフェラーゼをcDNAクローニングした。ヒトのEXTのホモローグである線虫のrib-2遺伝子はヘパラン硫酸の糖鎖合成の開始と伸長に関与する新しいα-1、4-Nアセチルガラクトサミニルトランスフェラーゼであることを明らかにした。コンドロイチン硫酸E(コンドロイチン-4、6-ジ硫酸)の合成を司るスルホトランスフェラーゼを用いて硫酸化度の異なるコンドロイチン硫酸Eを作り、その機能解析の基盤を作った。ブタからヒトへの異種移植の拒絶において最も大きな障害となるα-ガラクトース抗原を除去するエンド-β-ガラクトシダーゼCを発現させ、精製した。精製酵素をブタに静脈注射すると、一時的にではあるが、α-ガラタトース抗原を除去できた。
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