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HIV-1インテグレースZn^<2+>フィンガー様領域の構造と機能に関する研究

Research Project

Project/Area Number 10180219
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Review Section Biological Sciences
Research InstitutionTokyo Medical and Dental University

Principal Investigator

増田 貴夫  東京医科歯科大学, 医学系研究科, 助教授 (80219336)

Project Period (FY) 1998
Project Status Completed (Fiscal Year 1998)
Budget Amount *help
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 1998: ¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
KeywordsHIV-1 / インテグレース / LTR / Zn^<2+>フィンガー / 逆転写
Research Abstract

目的:我々はこれまで、HIV-1インテグレース(IN)Zn^<2+>フィンガー様領域の骨格であるHHCCモチーフに点変異を導入したHIV-1NZn^<2+>フィンガー様領域変異株は、ウイルス粒子構造を正常に保持したまま、感染性を完全に欠失すること及びその機序として吸着/侵入以降、逆転写開始以前の過程に異常があることを明らかにしてきた。本研究では、HIV-1NZn^<2+>フィンガー様領域変異株の感染価欠失機序の普遍性とその具体的解明およびウイルス複製における役割の解明を目的とした。
方法:INの各変異の影響を種々のヒト末梢血由来のリンパ球あるいはマクロファージを感染標的細胞としてもちいてウィルス学的に解析した。また、種々のエンヴェロープ蛋白とのシュドタイプウイルスを用いてエンヴェロープ蛋白の関与についても合わせて検討した。
結果と考察:ヒト末梢血由来のリンパ球あるいはマクロファージにおいてもHIV-1の遺伝子発現はインテグレーション過程に強く依存していることを確認した。また、インテグレースN-末端zinc結合ドメインのHHCCモチーフに点変異導入による、ウイルスの感染後の逆転写開始への影響は、こうしたヒト末梢血由来の細胞おいても再現できる。また、これらの現象はT細胞あるいはマクロファージ指向性のエンヴェロープ蛋白、さらにマウスのレトロウイルスのエンヴェロープ蛋白のいずれの組み合わせのシュドタイプウイルスでも同様に認められた。したがって、インテグレーズN-末端zinc結合ドメインのHHCCモチーフに点変異導入による、ウイルスの感染後の逆転写開始への影響は、エンヴェロープ蛋白には依存しないものと考えられた。

Report

(1 results)
  • 1998 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Masuda Takao: "Specific and independent recognition of U3 and U5 att sites by HIV-1 integrase in vivo." Journal of Virolgy. 72. 8396-8402 (1998)

    • Related Report
      1998 Annual Research Report

URL: 

Published: 1998-04-01   Modified: 2018-03-28  

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