Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 達也 東北大学, 大学院・生命科学研究科, 日本学術振興会特別研究員
渡邉 裕二 東北大学, 大学院・生命科学研究科, 助手 (80301042)
舟橋 淳一 東北大学, 加齢医学研究所, 助教授 (00270827)
荒木 功人 東北大学, 加齢医学研究所, 助手 (90281998)
|
Budget Amount *help |
¥86,500,000 (Direct Cost: ¥86,500,000)
Fiscal Year 2003: ¥13,500,000 (Direct Cost: ¥13,500,000)
Fiscal Year 2002: ¥13,500,000 (Direct Cost: ¥13,500,000)
Fiscal Year 2001: ¥16,000,000 (Direct Cost: ¥16,000,000)
Fiscal Year 2000: ¥16,000,000 (Direct Cost: ¥16,000,000)
Fiscal Year 1999: ¥13,500,000 (Direct Cost: ¥13,500,000)
Fiscal Year 1998: ¥14,000,000 (Direct Cost: ¥14,000,000)
|
Research Abstract |
1.これまで、ニワトリ胚での遺伝子発現阻害実験は困難であったが、標的遺伝子とマッチする21ベースのヘアピン型RNA発現ベクターをエレクトロポレーションにより導入することによって可能となった。現在、この方法を用いて視蓋の領域形成のさらなる解析を行っている。 2.中脳胞領域でEnによりその発現が抑制される遺伝子のスクリーニングの過程でcHes5が単離された。,cHes5は中脳胞前側で強く発現しており、En2の発現の強い峡部ではその発現が見られない。実際En2によりcHes5の発現は抑制された。またEn2に対するsiRNAを導入し、En2の発現を抑制すると、峡部でcHes5の発現が誘導されたことから、cHes5は視蓋の極性形成に関与している可能性が示唆された。 3.同じくEnにより発現が抑制される遺伝子としてb2-chimerinが単離された。これも中脳胞領域で興味深い発現をしているので現在機能解析を続けている。 4.ゼブラフィシュでislet3によりその発現が制御され、峡部オーガナイザー活性と関係のある分子としてcanopyファミリーが同定された。ニワトリ胚のCanopy遺伝子の単離を試み、canopy2が得られた。Canpy2は中脳胞前域をカバーするように発現していることから、エレクトロポレーションにより現在その解析を進めている。 6年間の研究期間を通じて、中脳、後脳の領域形成のメカニズムの理解が深まったが、3,4のようにこれからの課題もできたのでさらに研究を展開していく心づもりである。
|