Project/Area Number |
10470057
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Experimental pathology
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
北村 幸彦 阪大, 医学(系)研究科, 教授 (70028520)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森井 英一 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (10283772)
実宝 智子 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (70252658)
足立 史朗 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (40301254)
伊藤 彰彦 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (80273647)
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Project Period (FY) |
1998 – 2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥15,300,000 (Direct Cost: ¥15,300,000)
Fiscal Year 2000: ¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 1999: ¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 1998: ¥9,200,000 (Direct Cost: ¥9,200,000)
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Keywords | 転写因子 / マスト細胞 / ミュータントマウス / 遺伝子の発現 / 表現型 / 細胞分化 / プロテアーゼ / MITF / cDNAライブラリー / サブトラクション・ライブラリー / mi遺伝子座 / トランスジェニックマウス |
Research Abstract |
マウスのmi遺伝子座にコードされる転写因子MITFはマスト細胞の分化に強く関係している。最初に発見されたミュータントであるmi/miマウスではbasic領域のアルギニンが1個欠失するためDNA結合能と転写活性化能を欠くmi-MITFが正常量産生されるが、mi伝子のプロモーター領域にトランス・ジンが挿入されたtg/tgマウスではMITFはまったく産生されない。我々はmi/miミュータント・マウスとtg/tgミュータント・マウスから得た培養マスト細胞で発現している遺伝子を正常(+/+)マウスの培養マスト細胞で発現している遺伝子と比較する事によりmi-MITFがどのような機能を持っているか調べることにした。各々の遺伝子型を持った培養マスト細胞からcDNAライブラリーを作製し、続いて(+/+-mi/mi)と(+/+-tg/tg)のサブトラクション・ライブラリーを作製した。予想に反して(+/+-mi/mi)サブトラクション・ライブラリーの方が(+/+-tg/tg)サブトラクション・ライブラリーよりも有意に多くのクローンを含んでいた。つまりmi-MITFが存在する場合の方がMITFが全く存在しない場合より培養マスト細胞で発現する遺伝子を減らすのである。実際+/+マスト細胞で発現していることが分かっている種々の遺伝子についてmi/mi培養マスト細胞とtg/tg培養マスト細胞で比べてみると、大部分の遺伝子ではmi/mi培養マスト細胞における発現量はtg/tg培養マスト細胞における発現量よりも多かった。以上の結果はmi-MITFの転写抑制効果を示している。さらにmi-MITFの転写抑制の機序についても研究を進め、MITF以外の蛋白との相互作用を介している事を示唆する結果を得た。相互作用の相手となる蛋白は転写しようとする遺伝子により異なる。
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