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アルツハイマー病海馬におけるGABA系の障害と神経細胞の変性脱落との関連について

Research Project

Project/Area Number 10470201
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Section一般
Research Field Psychiatric science
Research InstitutionUniversity of Tsukuba

Principal Investigator

白石 博康  筑波大, 臨床医学系, 教授 (50009651)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 水上 勝義  筑波大学, 臨床医学系, 講師 (20229686)
Project Period (FY) 1998 – 2000
Project Status Completed (Fiscal Year 2000)
Budget Amount *help
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
KeywordsGABA / 海馬 / 神経原線維変化
Research Abstract

アルツハイマー病(AD)脳では、広範に神経細胞の変性脱落を認めるが、詳細に検討すると神経細胞の易損性は神経細胞の種類によって異なることが知られている。たとえば、錐体細胞の変性、脱落は著明であるが、一方の介在細胞(GABA作動性神経細胞)については報告者によって、保たれるとする報告と脱落するとの報告がみられる。介在細胞に対する結果の不一致の理由として、介在細胞にはいくつかの異なる細胞群が存在することがあげられる。今回われわれは、介在細胞の中の、カルシウム結合蛋白を有する群のうち、parvalbuminとcalbindinをそれぞれ有する細胞群について免疫組織化学的検討を行った。剖検で得られた40μの海馬切片を用いてニッスル染色を施行し、BraakのAD脳の神経病理学的重症度分類を用いて、stage1からstage6まで分類した。Parvalbumin(PV),Calbindin(CB)に対する特異抗体を用いてそれぞれ免疫染色し、病気の進行にともなう免疫反応性の変化について検討した。PV陽性細胞は進行とともに萎縮し、数が減少した。変化は特に内嗅領皮質からの投射領域に顕著であった。一方CB陽性細胞は、進行しても神経細胞数の減少はみられなかった。むしろ進行例において免疫反応性の増強を認めることもしばしばであった。以上のことからGABA作動性の介在神経細胞はその種類によってAD脳における易損性がことなること、少なくとも一部のGABA作動性細胞はAD病変に対して抵抗性を示すことが示唆された。

Report

(2 results)
  • 1999 Annual Research Report
  • 1998 Annual Research Report

URL: 

Published: 1999-04-01   Modified: 2016-04-21  

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