Project/Area Number |
10470221
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Embryonic/Neonatal medicine
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Research Institution | National Center of Neurology and Psychiatry |
Principal Investigator |
高嶋 幸男 精神神経セ (70038743)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大湯 淳功 国立精神, 神経センター・疾病研究第2部, 研究員
伊藤 雅之 国立精神, 神経センター・疾病研究第2部, 研究員 (50243407)
岡 明 国立精神, 神経センター・疾病研究第2部, 研究員 (00251273)
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Project Period (FY) |
1997 – 1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥4,400,000 (Direct Cost: ¥4,400,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 1998: ¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
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Keywords | 脳バンク / 新生児脳障害 / 乳幼児突然死症候群 / 小児遺伝性神経疾患 / グルタミン酸受容体 / ドーパミン受容体 |
Research Abstract |
1. 発達期脳組織バンキングのシステム化。 承諾を得た胎児・新生児・小児の剖検に際し、脳検索例は1,200例をこし、脳および主要臓器の一部の新鮮生組織の凍結保存例は、その約4分の1と増加した。各施設の剖検例は減少しているために、本システムは長期継続したい。生化学的、分子生物学的ならびに組織化学的な協同研究への利用も増加しつつある。 2. 発達期脳の生化学的、分子生物学的ならびに免疫組織化学的研究。 周産期の低酸素性虚血性脳障害の発生に関与する因子は多く、血管、フリーラジカル、グルタミン・ドーパミン酸受容体、一酸化窒素、アポトーシス関連因子を発達的免疫組織化学的にみて、周産期の脳の特徴を明らかにした。これに基づいて、低酸素性虚血性脳障害例の病変を経時的に調べ、小脳で特有のグルタミン酸トランスポータ(EAAT4,GKLST)が細胞障害の早期から作用していること、基底核壊死ではドーパミンD2受容体が神経細胞の変性と可塑性に関与していること、脳室周囲白質軟化では血管内皮成長因子が壊死巣修復に作用していることが分かった。また、乳幼児突然死症候群の脳が集積され、検索され、延髄呼吸調節中枢のカテコラミンやセロトニン神経細胞の異常が発見され、更に上位中枢の異常があることが分かった。最近、遺伝性の小児神経疾患の遺伝子が発見され、病態を分子病理学的に検討し、滑脳症(Miller-Dieker症候群など)、神経皮膚症候群(結節性硬化症、Recklinghausen病)、ataxiateleangiectasiaや皮質形成異常の特異性が明らかになってきた。このように、脳組織バンキングの資料は有効に活用されており、今後の病態研究にも活用したい。
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