大きさの異なる交流電流を通電させた場合の高温超伝導体のクエンチ特性に関する研究
Project/Area Number |
10650315
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Electronic materials/Electric materials
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Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
唐 躍進 琉球大, 工学部, 助教授 (20284953)
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Project Period (FY) |
1998 – 1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 1999: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 1998: ¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
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Keywords | 超伝導体 / 電力系統 / クエンチ電流-時間特性 / 超伝導機器 / クエンチ保護 / クエンチ電流レベル協調 / 短絡電流 / クエンチ |
Research Abstract |
平成10年度においては,以下のことを行った。 1. 研究費で購入したパソコンによって大規模の電力系統についてシミュレーションを行った。その結果,現代の大規模の電力系統において,遮断器の遮断容量を超える短絡電流が有り得ることを明かにした。よって,超伝導体の実験に用いる電流を短絡電流を模擬して波高値が変化する交流電流にすることを決定できた。 2. 金属系低温超伝導体のクエンチ過程をシミュレーションすることにより,クエンチ発生・進展過程中の素線間の電流転流が超伝導撚線のクエンチ電流-時間特性の起因であることを明らかにした。 3. 高温超伝導体のクエンチ実験を行い,そのクエンチ電流-時間特性を実験的に検討した。但し,まだ実験データが少なく,クエンチ電流-時間特性及びそのメカニズムを解明するまでは及ばなかった。 4. 超伝導体のクエンチ電流-時間特性の影響を検討し,超伝導機器のクエンチ保護などに関して論文としてまとめた。 現在は以上の研究結果のデータを整理し,論文としてまとめている。平成11年度は本年度の研究結果に基づいて,実験回路を改善し,高温超伝導のクエンチ特性の実験や,超伝導機器の設計及びクエンチ保護の指針を検討すると計画している。
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Report
(1 results)
Research Products
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