Project/Area Number |
10671187
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Digestive surgery
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
山本 正博 神戸大, 医学部, 助教授 (40166822)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宇佐美 真 神戸大学, 医学部, 教授 (00193855)
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Project Period (FY) |
1998 – 2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 1999: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1998: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | 障害肝合併肝切除 / 多価不飽和脂肪酸 / 外科侵襲 |
Research Abstract |
1) 臨床的検討は、障害肝合併肝切除症例での血中多価不飽和脂肪酸の解析を続行中である。慢性肝炎、肝硬変を合併した肝癌症例では、術前に1価脂肪酸のパルミトレイン酸とn-3系のドコサヘキサエン酸が高値を示し、n-6系リノール酸、アラキドン酸が低値を示し、n-6系多価不飽和脂肪酸も欠乏が示唆され、それらの変化は肝線維化の程度が強い例で有意であった。肝切除後の変化は、n-6系リノール酸の割合は術前より低値で、n-3系ドコサヘキサエン酸の割合は高値で変動した。さらに、ヒアルロン酸、IV型コラーゲン7S測定による肝線維化との関連を検討すると、ヒアルロン酸値はn-6系脂肪酸、リノール酸と負の相関を、またエイコサペンタエン酸と正の相関を示し、肝線維化と多価不飽和脂肪酸代謝との関連を示す知見を得、現在さらに検討中である。 2) また、障害肝合併胃癌術後症例の血清多価不飽和脂肪酸の測定を行い、非合併胃癌と比較検討中である。胃癌術後には、多価不飽和脂肪酸のうちオレイン酸(n-9系)の上昇とリノレン酸(n-3系)の低下を認め、障害肝非合併例ではn-9系が上昇したが、合併例ではn-9系の上昇に加えてn-6系とn-3系が低下することを見い出した。手術侵襲が中等度である胃癌手術の早期においても、体内で合成されないn-6系多価不飽和脂肪酸の低下が認められ、アラキドン酸カスケードの面からも補充の必要性を示唆する結果を得、現在症例を重ねて検討中である。 3) 実験的検討は、典型的な外科侵襲モデルであるLPS投与下での多価不飽和脂肪酸とエイコサノイド代謝に関して検討をはじめている。
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